PBeM
〜Dragon Pursurs〜
竜追い達の唄

サノット共和国。
ラームナードで唯一、議会制の共和政をとる国。
稀有な体制のそれはまだ未熟だが、国民は誇りを持って国を動かそうとしている。



 
GM

冒険者たち三人は、北海王国を目指して旅立った。
(移動中の人物の名前は更新履歴の欄にかかれます。
エンカウントなどがあった場合もそちらにそうかかれますので、参照してください)

 
カーテローゼ・コールラウシュ
(カリン)

アニス&レイヴィス<

「レイヴィスさんにアニスさん、よろしくね」



 
アニス・レイザ

レイヴィス<

「はいっ!!私も大丈夫です。『旅は道連れ世は情け』って言いますし、大勢で行きましょう。」
大きな声で答えて、カーテローゼの方に手を差し出した。

カーテローゼ<

「私、アニス・レイザです。アニーって呼んでください。よろしくお願いしますね、カーテローゼさん。」



 
レイヴィス・エルド・ルーイン

レイヴィスは話し掛けてきた女性に気づいた。

カーテローゼ<

「えぇ、私のほうは一行に構いませんよ。人数が多いほうが何かと楽しいですからね」
即座に答えをだし、にっこりと笑いながら手をカーテローゼへと差し出した。
「私はレイヴィス・エルド・ルーインです。よろしくお願いします、カーテローゼさん」

アニス<

「アニスさんも、構いませんか?」



 
カーテローゼ・コールラウシュ
(カリン)

ギルド員に対して

「この人たちですか?」

そう聞くと返事も聞かず、二人に話し掛けた

レイヴィス&アニス<

「私はカーテローゼといいます
配達の仕事を請け負われた人ですよね?
よろしければ私も同行させていただけないでしょうか?」



 
ギルド員

レイヴィス<

「いや、まあ、別に問題はないけどな…」
手紙を渡しつつ、意味ありげにカリンとレイヴィスをみるが、特に何も言わないことにしたようだ。



 
レイヴィス・エルド・ルーイン

アニス<

レイヴィスはあきれた様子も見せずに、ギルドから出て太陽の位置と時間を確認する。
そして再びアニスの方に戻り・・・・・
「北は・・・・・・向こうの方ですね」
そういい北を指差した。

ギルド員<

「人数も・・・・二人ですが一応多少はそろいましたし、よろしいですよね?」
そう言って、依頼品の手紙を求めた。



 
アニス・レイザ

レイヴィス<

「こちらこそよろしくね、レイヴィスさん。私の方は大丈夫です。では北の国シリィンに行きましょう♪」
とアニスは意気込み、レイヴィスと共に遠い目的地を目指す。
 「あの・・・、ちなみに北ってどっち?」



 
ギルド員

カリン<

カリンをみて、レイヴィスをみて、カリンをみて、レイヴィスを示す。
「ズバリだ。
今まさに出立しようとしているようだな」



 
カーテローゼ・コールラウシュ
(カリン)

カリンは一通り掲示を読み終えると
ギルドのマスターに話し掛けた

ギルド員<

「シリィンへの配達をやりたいんだけど
他にこの依頼を受けようとしてる人はいないかしら?
私も加わりたいんだけど…」



 
レイヴィス・エルド・ルーイン

アニス<

レイヴィスはアニスと名乗るエルフの女性の差し出した手を握り返し
「こちらこそよろしく。私はレイヴィス・エルド・ルーイン。レイヴィスで結構です」
そして、彼女の名前を呼ぶことで再確認した。

「早速だけど・・・・出発準備はいいですか?」



 
カーテローゼ・コールラウシュ
(カリン)

カリンはギルドに入るや否や、掲示板のチェックをしに行った
しかし、そこに書いてある1件だけの依頼を見て少し落胆したようだ

ひとりごと<

「1人でシリィンは難しいわね…
白金の購入費用としてお金が欲しいんだけどなぁ…」



 
アニス・レイザ

レイヴィス<

アニスはシリィンと聞いて一瞬場所がわからなかった。
(「シリィンって・・・確か地図だと北のほうだったかな?結構遠そうだなぁ〜〜〜、ってシリィンに遺跡ギルドがあるって話だし。ちょっと遠いけど、行ってみる価値ありね。」とアニスは結果を出した)
「ご迷惑じゃなければ、よろしくお願いします。私はアニス・レイザって言います。フルネームが面倒ならアニーで構いませんから。」
アニスは『商談成立かな?』と思い青年に手をさしだした。



 
レイヴィス・エルド・ルーイン

アニス<

レイヴィスは話し掛けてくるエルフの少女に気づく。
見た目は人間でいうならば10代半ばのように見える。
その格好は動き易いように工夫されている。
盗賊か・・・または探検家、トレジャーハンターといったそれらの類だろう。
・・・・・・・・レイヴィスは男物のベルトで固定してなければ少しぶかぶかのコートが気になるのだが・・・・
レイヴィスは彼女の姿容貌を確認したのち、
「私はこれからシリィンまで仕事で行くつもりなのですが・・・それでも構いませんか?」
そう、エルフの少女に尋ねた。

GM註:サノット共和国から北海王国シリィンまでは、この世界の中の時間で、順調に進んでいけたとしてだいたい65日前後かかります。



 
アニス・レイザ

レイヴィス<

「財宝探しに行くのに一人じゃ無理よね」
と、すこし沈み気味なりながらアニスは愚痴をこぼしていた。アニスは協力者を探すことが第一でギルドに来ていた。そして、ギルドの中を見回し、壁際に一人でいた人間の青年に目が止まった。
「よし、彼に商談持ちかけてみよう♪」
アニスは青年に近づき、話し掛けることにした。
「すいません、もしお一人なら私と一緒にパーティー組みませんか?」
アニスが近くでよく見ると綺麗な黒い髪と瞳をした青年だった。



 
ギルド員

レイヴィス<

「まあ、腕に自信があるのなら問題は無いが――」
と、彼が言いかけたところで…



 
レイヴィス・エルド・ルーイン

「なんだ・・・面白くないなぁ」
半ばあきれて呟く。

ギルド員<

「しょうがない、俺一人でやってもいいか?」



 
ギルド員

レイヴィス<

ギルド員は苦笑して、
「ああ、やめとけやめとけ。
そうやって挙手するような奴だったら、とうに受けているよ」



 
GM

ギルドの中に数人いた冒険者たちは、うろんげにレイヴィスに一瞥をくれるだけで、特に応答するものはいなかった。

 
レイヴィス・エルド・ルーイン

ギルド員<

レイヴィスは心の中で苦笑し
「あぁ・・・構わないからこうやって来ているのだが・・・」
そう言ってあまりにも当然過ぎる質問を答えた。

「さて・・・そう言うことだから人でも集める・・・かな」

ALL<

「この中で私と共にそこの掲示板にある配達をやってもいい・・・と言う勇敢な兵(つわもの)はいないか?」
そう、酒場の中で募集を始めた。



 
ギルド員

レイヴィス<

「うん?
あの貴婦人の依頼かい。
…別に構わないが…、大丈夫か?
目的地は北の果てだぜ?」



 
レイヴィス・エルド・ルーイン

ギルド員<

「張り紙にある、あの配達の仕事・・・・・
良かったらやらせてもらえないだろうか?」
ギルドの窓口の一人にそう話し掛けた。
「一人で不安のようなら他にも同士を探してみるつもりだが・・・・・」



 
ケアレス

さて……と」
彼は軽く呟きながら席を立つ。
そしてそのままギルドを後にした。

“煉獄”闘技場に移動しました。



 
GM

出て行ったと思いきや、ケアレスはギルドの隅に実はいた。
道具袋から盗賊の七つ道具を取り出して、錠前を弄くる。
盗賊の練習用の小道具だ。

ケアレス:修行開始!



 
ケアレス

怠けモグラ<

「それじゃ、これからも世話になるかもな」
 ……その一言を残して、彼は去っていった。



 
情報屋“怠けモグラ”

ケアレス<

「はっはっは」
怠けモグラは笑って、ケアレスの言葉を流す。
「いや、忘れていた、悪いな」



 
ケアレス


怠けモグラ<

「つっぱしるってねぇ……俺はの〜〜〜んびりとここを出て行ったはずだ」
「止めてくれてもよかったんじゃないか?(−−;;;;;」



 
情報屋“怠けモグラ”


ケアレス<

呆れた顔をして、肩で息をしているケアレスを見る。
「兄ちゃん……、初っ端から突っ走るねぇ。
あんまりせっかちだと生き残れないぜぇ?」
口元を軽く笑みに歪めて、揶揄めいた忠告を飛ばす。
「遺跡の場所、言う前にすっ飛んでいくんだからなぁ」
そして、怠けモグラはその場所をケアレスだけに聞こえるように伝える。
それはこの街から一日歩いた草原のど真ん中だった。
そこに、大人三人分の身長を足した程度の高さの石柱が建っており、その根本を調べると洞窟の入口が現れるのだとか。
「じゃあ、頑張れよ〜」



 
ケアレス


「わ…忘れる所だった〜〜〜〜」
ケアレスが去ってから10数分後……
突然彼の叫びとともに戸が開かれる。
其処に見えたのは当然ケアレス。……思い切り疲れた顔をして肩で息をしている。

怠けモグラ<

「んで………………その遺跡の場所は…………」
擦れた声で口からその単語を搾り出した。



 
GM


暫く後…。


 
ケアレス


怠けモグラ<

「さんきゅ〜〜〜♪ 恩に着るよ」
そう言ってその場に400ルディだけ残した。
「それじゃ、また世話になるよ」
そう言ってケアレスはその場を後にした。



 
情報屋“怠けモグラ”


ケアレス<

「ん? 足りているじゃないか。
…まあ、仕方ねえなあ。新米への餞別と言うことで、400にまけておいてやるよ。これならどうだ?」



 
ケアレス


怠けモグラ<

「おっ、そりゃ面白そうだ♪」
ケアレスはかなり上機嫌だ。
だがそれも一瞬のことで直ぐに表情は暗くなる。
「残念ながら俺の全財産はこれだけだ……新米ってことでもうちょっと負けてもらえないか?」
そう言ってお金の入っている袋の中身を、
全部怠けモグラの前に出して見せた。
「まぁ、ダメなら諦めるけどね」



 
情報屋“怠けモグラ”


ケアレス<

飽きれたような顔をして、ケアレスをまじまじと見つめてみせる。
「兄ちゃん、あんたも妙な事を言うねえ。
普通は、『第一に宝! 第二に宝! 第三に宝!』とか言う奴ばかりなのになぁ。それで、好奇心かい? 出来れば宝も、ねぇ……。
難しいぜ、そいつはぁ」
頭をぼりぼりと掻いて、考え込んでみせる。
「うーん…。
――おっ」
暫く沈思していた怠けモグラは、何かを思いついたように顔を上げる。
「こういうのはどうだ?
伝説の英雄に名を連ねちまっている稀代の大盗賊、サ・ファ・ロウ。
そのサ・ファ・ロウが新米の盗賊の修行用に造ったらしい――ま、真偽は定かじゃあないがね。とりあえず、その遺跡にはそんなような事が記されているのさ――迷宮があるんだ。
それなりの罠が沢山仕掛けられていて、
それなりの魔物が徘徊している。
オレみたいにちょっとした技能を持っている奴は、
まあ、簡単に置くまで行けるが、才能があっても経験が無い奴は、ちょっとばかり苦労させられるだろうな。
宝についちゃあいまいち判らねえ。
少なくともオレが行った時は大した物は無かったな。
ま、オレは宝が目的じゃないから、全く探してはいないがね。
つまり、堂々と置いてある宝は無かったということさ。
最深部まで行きゃあ、それまでちょっとしたものはあるかもしれんぜ」
…とまあ、こんな遺跡があるんだが、どうするこの情報、買うかい?
と、怠けモグラはケアレスに訊く。
「ちなみに情報料は、500ルディだ」



 
ケアレス


起きた所をみて内心ほっとするケアレス。
“怠けモグラ”が一通りしゃべりおわると、
ケアレスは一呼吸間を空けて問うた。

怠けモグラ<

「危険か否かは置いておいて、普通の遺跡とはまた一味も二味も違ったような感覚の遺跡がいい。とりあえず、宝も一緒に置いておいて何か物珍しく、俺の好奇心をひいてくれるような所を知らないか?」
……と。
いろいろな意味で危険な質問だ。



 
情報屋“怠けモグラ”


それまでぐっすりと眠り込んでいた男は、
目の前だ困惑しているケアレスの存在に気がついたか、むくりと身体を起こして彼を見やった。

ケアレス<

「…なんだい、兄ちゃん。
このオレに何か用かな。
…ああ、遺跡の情報でも聴きたいのか?」
寝ぼけ眼で得心したように頷き、居住まいを正す。
「オレの持っている情報にゃ、
クズ遺跡からバリバリのお宝モノまでピンからキリだ。
全部オレ自身が潜って来たヤツだから、
信憑性についちゃあそれなりに保証するが、
まあ、外れてても文句は言わないでくれ。
……とりあえず、どんな遺跡がご所望だい?」



 
ケアレス


「そうか、ありがとさん♪」
礼儀…を知らないわけではないが、
かなり親しげな態度でその場を締めくくり、
係員が言った遺跡巡りの人の所まで足を運ぶ。

「…………さて…………」
(どう起こしたらいいものか)
悩んでいた。
(俺が俺で昼寝の最中起こされたら機嫌悪くなるしなぁ……)
結局立ち往生…という結果に陥った。



 
ギルド係員


ケアレス<

「……………?
遺跡だって?」
ギルド員は暫くきょとんとしてから、ケアレスの格好を見た。
「盗賊かい、修行の場所でも探しているのか?」
うーん、と頭を掻いてから、ギルド員は考え込む。
そして、ぽんと手を打った。
「あいつだったら、面白いのを知っているかもな」
呟いて、待合室の隅で居眠りをしている貧相な中年男を指した。
「ヤツはあれでも、結構知られた遺跡潜りだ。
あいつに訊いて見れば、何か面白い遺跡や洞窟を知っているかもな。
…ちょっとばかり金は取るが、おこしてみたらどうだ」



 
ケアレス


威勢良く…………ではなかった。
至って普通の様子でケアレスはギルドの扉を潜った。
ケアレスはそのままギルド係員のところに足を運び、
かなりアバウトな質問をして来た。
「何もなくて構わないんので、
肩ならしにおもろい遺跡はここらへんに無いかい?」と……


 
シーン


アマンダ<

「ええ、私も受けてもいいと思います。
旅の用意は出来ていますし、シルヴァードに行って見ます?」



 
レディ=アマンダ=ローレンス


ギルド係員<

「シルヴァードってことは国外だね」
久しぶりに遠出ができそうな予感がして、アマンダはわくわくした。
でも、その依頼を受けるまえに確認しなくてはならないことがあった。
「少し待っていてね」
と言って、アマンダはシーンの方を向いた。

シーン<

「お姉さんは、この仕事を受けることに賛成?
それとも反対?
わたしはこの仕事受けてもいいと思うんだけど…」 



 
ギルド係員


アマンダ<

「それはな…」
ギルド員は、シルヴァードの竜追いギルドから回ってきた情報をアマンダへと伝えた。
それは、

「憩いの広場に店を構える、ある雑貨屋の娘パティは先日、
友人宅の帰り、貴族街の近くの裏路地に怪しい人影を見た。
黒づくめの小柄な影で、彼女には気付かずに闇の奥に消えていったそうだ。
その翌日、貴族街の端の屋敷の当主が、何者かに刺し殺された。
反抗は深夜に行われたらしく、犯人は不明。後は当主の息子が継いだそうだ。
パティはその二つの事柄に関連性を見出し、少女らしい正義感の元に、
竜追いギルド兼酒場の、「鷲の止まり木亭」に訪れた。」

というもので、ギルドとしては少女の言葉をまともに取り上げることも、完全に無視することも出来ず、その半端な位置付けにある仕事を任せられるような冒険者もおらず、困っていたところだったという。

「というわけだ。
どうする?
シルヴァードの竜追いギルド。
此処に行けばいいんだが」



 
レディ=アマンダ=ローレンス


ギルド係員<

(意外と仕事って簡単には見つからないものなのね)
期待していただけに、アマンダはがっかりした。
それでもここで諦めたら終わりだと思って、
もう少しねばってみることにした。
「じゃあ、その、ちょっと遠出すればあるっていう仕事の内容は?」



 
ギルド係員


アマンダ<

「…、仕事ねぇ…」
まあ、年齢の少ない冒険者というのもそれほど珍しい存在ではない。
彼女たちに見合うような仕事があったかと考えながら、係員は書類を繰って行った。
五分ほど検索していた係員は、溜息をついて頭を振った。
「駄目だなぁ。この町には今のところ依頼は無いよ。
…まあ、ちょっと遠出するんだったらまあ、あることもあるんだが」



 
レディ=アマンダ=ローレンス


(この人ったら、わたしをお嬢ちゃん扱いしたわね)
ひどいなあと心の中で思っていたが、ここはグッとこらえて黙っていることにした。

ギルド係員<

「そうよ」
彼女と一緒にやるの、と言ってアマンダはシーンの方に振り向いた。
「今ある仕事の情報をみせてもらえない?」



 
ギルド係員


穏やかな午後を過ごしていた係員は、一人の少女と、彼も見知っている星屑亭の女店主がやってきたのをみて、
興味深そうな視線を注いでいた。
彼女達は掲示板の前で立ち止まって何事かを交わしていた。暫くすると少女の方が、彼の目の前までやってきて、仕事の有無を聞く。

アマンダ<

「仕事?
お嬢ちゃん、君が仕事を受けるのかい?」
大袈裟に目を見開いて、笑ってみせる。



 
レディ=アマンダ=ローレンス


シーンの丁寧な説明で、アマンダはここにはどういう仕事があるのかだいたい理解できた。
趣旨のはっきりしない仕事の依頼は、
危険を伴うこともあるということも知った。
(つまり、この掲示板に載ってる仕事は期待できないということなのかな)

シーン<

「受付に行けば、別の仕事がないか聞くことができるのね。
じゃあ、行ってみよう!」
そう言って、受付に足を運び、受付係の人に声をかけた。



 
シーン


(うーん、懐かしい感覚…)
冒険の匂いが充満した部屋の中を、
シーンは故郷に帰ってきたような気分で見回していた。
顔見知りのギルド員に手を振って見せたりしていると、脇できょろきょろとしていたアマンダが訊いて来た。
彼女に示された掲示板を見て、

アマンダ<

「ええ、そうですね。
…これは、ギルドを仲介しない仕事の依頼ですね」
誰もが自由に使えるギルドの掲示板には多くの張り紙がなされている。
シーンは竜追いギルドについての説明をした。

竜追いギルドには、冒険者達への三つの種類の仕事がある。

一つめは、依頼者がギルドを正式に仲介して冒険者を求める場合で、
このときは、仕事の内容と依頼者の身分が明らかになっており、
安全性の問題は無い。
依頼料からギルドへと仲介料が払われる為、
その分だけ報酬は少なくなるが。

二つめは、これこれこういう依頼者が、どこにいる…と、それだけしか明かされていない仕事だ。
これは依頼者が、自分の問題ごとと身分を明かしたくない場合に持ち込まれるもので、ギルドの方が独自にある程度の問題性しかないと判断した場合のものである。
冒険者は、その仕事についての内容を知ることは出来ないが、ギルドが得ているある程度の情報を、料金を払って得ることは出来る。
安全性は高いとはいえないが、そうやたらと危険な目に遭う事もない。

最後は、ギルドの掲示板で募集されるものだ。
その仕事について、ギルドは全く関知しない。どれだけの情報が明らかにされるかは依頼者が決めることで、全くの情報が無い、待ち合わせの場所と時間だけが指定されている依頼というのもある。
これについては、全く安全性が保障されてはおらず、
しかしその分、依頼料は期待できる。

アマンダが見ているのは、その最後に説明した依頼が書かれる掲示板である。それを説明し、

「そこの仕事はあまり歓迎したく無いですし、とりあえず、受付に行って見ませんか?」



 
レディ=アマンダ=ローレンス


なにか手頃で楽しい仕事が転がってないかと、アマンダはきょろきょろあたりを見回した。
場慣れしてないせいか落ち着かない。
(だって、はじめてこーゆーところに来たんだもん)
さらに視線を泳がせると、目の前にそれらしい掲示板を発見した。

シーン<

「ねぇ、これって仕事の募集要項なのかな?」
アマンダは掲示板を指して、シーンの方を振り返った。




依頼用掲示板


依頼A
 ≪≫

 
ΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨ

 
ΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨ


難易度…☆☆☆