GM

レナたちは、Fの入り口へ潜っていった。


 
アークエンド

リィナ<

「了解だ」


リィナ・クロイツェル

アークエンド<

「それじゃ、Dでいいわ、適当に入ればいいんだしね」



 
GM


レナ:F
エルティナ:F
ベル:F
蒼志:F

エアリエルさんは音信不通のため、図書館上階で本に埋もれているということになります。
なお、現在地下迷宮を掲載する準備中です(^^;)



 
紅蒼志

「・・・・流石は大魔術師王国、これだけの書物を抱えておるとは。祖国でもこれだけの古書はそう簡単に閲覧は出来きない物であったというのに・・・。」
と、古い歴史書を捲りながら拙者は少なからず驚いていた。さて目的は読書ではなかった・・・調査隊募集とやらで赴いたのであった。
「さて、ここで立ち寄ったのも何かの縁だ。赴くのも一興だな。路銀稼ぎにもなるであろう・・・。」
拙者は腰に下げた刀に手を当てながら『F』と書かれた入り口から未踏の地へと赴いた。


 
アークエンド

リィナ<

「そうだな…、おれは、Dがいいかな?
……いや、適当だから、実は何でもかまわないけどな」
と笑う。



 
フラック・アンド・ラピッド

リィナ<

少し首を傾げて考えてから、
「いや、詩人は決めないもんだから、剣士様に任せるよ〜」



 
リィナ・クロイツェル

エルティナ<

リィナは少し考えるとすまなさそうに口を開いた

「ミノッツかぁ…私はシリィンに行くつもりなのよ
ごめんなさいね、ちょっとミノッツにはいけないわ」

リィナはアークエンドとフラックの二人を見て話し掛けた
 

リィナ&アークエンド<

「どこの入り口に入る?
あたしはRかKがいいなぁ・・・ただのイニシャルなんだけどね」



 
賢王セイフレイ

ALL<

「皆、協力を感謝する。
これより、我々は図書館の未踏破区域に潜る。
 中は広大だが、通路は狭く、この人数で固まって動くことは難しい。
 よって、ここはグループに分かれて別々に探索することが最良だろう。
 間の良いことに、地下への入り口は複数ある。グループごとに、ひとつひとつの入り口から地下へ行ってもらいたい。
 だが、知っての通り、古代人たちは特に知識というものを重んじていたらしく、その保存…盗賊から守る機構は非常に手の込んだものとなっている。数多くの罠、そして、守護者たちがいるだろう。
 この図書館が発見された時、私も調査隊に加わっていたのだが…、この三階分だけで、かなりの苦労を強いられた。
 故に、皆で協力して探索をしてもらいたい。
 地下で、もしも宝物などが発見された場合、それが探索に役立つものであった場合に限り、自由に使ってくれて構わない。ただし、探索が終了したら、それぞれ全て、申告してもらいたい。我々は古代の遺物と呼ばれるものを研究し、その機構を解明することを命題としているのだ。
 発見されたものは、その価値に相応する物品や金品で買い取らせてもらおうと思う。
 なお、探索中にいざこざ、例えば仲間が見つけた遺物や宝物目当ての攻撃があった場合だが、それらは全て私には解る。わが国の法で裁くので、もしも万が一、そのようなことを考えているものがいた場合、早々に立ち去ったほうが賢明だ」
 そこで、若い王は瞳を光らせた。齢二十半ばにして魔術の奥義を極めたといわれる彼のこと。虚言ではあるまい。
「…さて、これで説明は終わりとさせてもらう。
 これから係のものが入り口を案内するので、それぞれの同行者とともに、探索をはじめてもらいたい」

 入り口は、A〜Jまで10個あります。
 同行者の名前を書いて、「**に入る」とメールを送ってください。
 どこの入り口を選んだほうがいいのか、説明は一切ありません。
 PLさんの運任せです(笑)
 なので、悩まずにさくっと決めて潜ったほうがいいでしょう。

 ちなみに、賢王セイフレイも探索に参加します。探索中に出会った場合、それなりの手助けをしてくれるはずです。



 
GM

 叡智の塔からの全ての冒険者たちが移動を完了したらしい。
 賢王セイフレイが、皆を集めて、その前に立った。

 
レナ・ラーカ・フォノエスタ

「う〜〜ん・・・・あんまし読んでて面白いものっての・・・なかったなぁ」
図書館・・・ということもあり誰にも読み取れない小声で呟く。
(理解できなかった・・・・ってのが本当の理由なんだけどねぇ・・・)
と心の中で苦笑する。
(もうちょっと先のほうも見てみたいけど・・・・・あまり遠く行き過ぎると調査に行くのが気が付かないし・・・)

そして・・・・・・・
「まだ、調査には行かないみたいだし・・・・みんなは何をやっているのかな?」
先ほどに劣らないほどの小声で再び呟き、あたりを見回した。
(ベルさんやエルティナさんは・・・・・・・・・・・あれは・・・・・・・・何やってるんだろう?)
(エアリエルさんは・・・・本を読むのに集中しているみたいだし・・・・・・・)

そして、少し首を動かした。
(あっ・・・あの人たちはさっきの)
レナよりもかなりの先にリィナとフラックとアークエンドを発見する。
(あの人は妖精さんだし・・・・・・あっちの人は・・・・・・・・・・・ハーフリング・・・かな?
もしもそうだったら、ちょっと音楽とか聞かせてもらいたいな〜〜〜♪)

図書館だし・・・・調査が終わったらかな・・・と小声で付け足す。

(うん、終わったらあの人たちにもう一回声かけてみよう♪)



 
エルティナ・グリーン

笑顔でリィナに頷くと何か思い出したような顔をした。
(そういえば、私って呪われてるんじゃない・・・)
彼女は忘れることは早いが、なにかしら自分なりの記憶の鍵が見つかれば、早く物事を思い出すことができる。
(ってことは、このシナリオが終ったらミノッツへ行かないと・・・)
そこで閃いた。

リィナ<

「この依頼が終ったらミノッツに行かない?ちょっと用事ができちゃってねぇ。」



 
リィナ

エルティナ<

「よろしくね、エルティナさん」



 
エルティナ・グリーン

(これって、良いものなんじゃ・・・)
そう感じ取ったエルティナはさっさと「時の術の札」を荷物の中に放りこんだ。
(危なくなったらつかおーっと)
かなり得した気分で、自分が呪いにかかってることは完全に忘れ去られたらしい。軽やかにスキップしながら辺りの様子を探る。まずはリィナのところへ移動した。
(この人とは喋ったことなかった気が・・・)
思い出してみるが、喋った記憶はエルティナの中ではなさそうだ。

リィナ<

「私の名前はエルティナっていうの、よろしくねぇ」
リィナは自分の名前を知ってるように見えたが、構わずに名乗った。



 
リィナ

(エルティナさんに何かあったみたいだけど…
どうしたのかな?)

リィナは本を探しながら騒がしくなっているほうを少し眺めていた。
先ほどの本のようなものがまだあるのなら探さない手はないと思い、もう一度妖精についての本を探し始めた。

 リィナ
 「幸運」判定
 …、3レベル成功!

どうやら、今日はリィナはとことん運がついている日らしかった。
妖精について調べていたリィナは、古い妖精のある部族についての記述を発見した。
その妖精の部族は、閉鎖的・排他的な一般の妖精の部族と違い積極的に他界と交わりを持つ部族だったらしい。人族の戦争にも介入・協力し、中には妖精の傭兵部隊などもいたという。そして、その部族は繁栄し、最盛期には、軍を一個連隊も買えるほどの、巨万の財宝を所有するに至っていたという。しかし、その繁栄も長くは続かず、開かれた部族であった彼らは現代で言われる“古代人の崩壊戦争”の波を避けられず、他の人族とともに滅んでしまったという。
ただ、もし彼らが完全に滅んでしまっても、それがのちの時代の妖精にわたるようにと、財宝の一部をどこかへと隠していたという。
そこまではリィナも聞いたことがある、“おろかな妖精の部族”の話だったが、その本には、それ以上のことが書いてあった。
その本はその伝説を徹底的に調べ、財宝が隠されているらしい場所を特定していたのだ。ここで重要なのは、「古今、その妖精の財宝が実在する、及び、発見されたという話はない」ということだった。
もしこの本に書かれていることが真実なら…、その財宝は、まだ発見されていない。

リィナは「#1古代妖精の財宝」を入手。
これは新シナリオへのチケットのようなもので、キャラクターが自由な状態にあるときに使用することで、新シナリオに行くことができます。
人数などの条件はないので、できるだけ大人数を集めるか、または武術系の技能が5以上の人物が二人以上いるときに使用することをお勧めします。



 
エルティナ・グリーン

ベル<

(二十日!?)
しばし、虚空を見つめるエルティナ。相当ショックだったのだろう、口をあんぐりとあけ、手はだらーんと垂れ下がっている。視線はうつろで、ゾンビの姿とだぶった。
(あーあぁ、世界って広いのねぇ・・・)
数秒後、三度ため息をつきながら、姿勢を正す。諦めたといった表情を浮べながら、「ミノッツはこの依頼が終ったら行くわぁ。ま、だいたいは動けそうだしね。気合でなんとかするわよ。」
と、ベルに言うと本を探し始めた。

 エルティナ
 「幸運」判定
 …、1レベル成功!

速さについて調べていたエルティナは、ある本の中に挟まっていた奇妙な札に気が付いた。
それが挟まっていた項を丹念に読むと、どうやら、この札は魔法の効果を発揮するお札で、「サームウェイ・時を支配せよ」と唱えることによって、対象の反射神経や感覚を高め、動作を機敏にすることができるようだった。ただし、その効果は一度だけで、一回使ったら、お札は白紙になってしまうらしい。

エルティナは「時の術の札」を入手。
使用することによって、一分だけ敏捷力を2倍することができます。
叡智の塔やイ=サードの人物に知られると、研究のために没収される恐れがあります。



 
ベル

エルティナ<

エルティナの質問に苦笑して、
「多分、難しいでしょうね。
ミノッツまで行ったら、戻ってくるまで、早くても二十日はかかりますし」



 
エルティナ・グリーン

(ミノッツか・・・)
しばし考える、ミノッツで治療しようか、このままここで本を探そうか。
(使命ってなんだろ・・・?でも大図書館の地下になにがあるかも知りたいなぁ・・・、ミノッツで普通の魔術を買うのもまたいいかもしれないし・・・。でも大図書館が・・・)
「う〜ん・・・」唸りながら、目を伏せ顎を撫でながら考える。顎を撫でたまま視線をベルに向け聞く。

ベル<

「いまからミノッツに行って、お金払って治療した場合、またここに戻ってきたら図書館の地下へ行けるかな?」



 
リィナ

「あんまり本には興味ないんだけどね
 あたしだけ探さないのもなんだしね」

そう言うとリィナも本を探し始めた。

 リィナ
 「幸運」判定
 …、3レベル成功!

リィナが探したのは、妖精に関するものと、剣術の本だった。
しばらく調べて、彼女は一冊の本を見つけ出した。
「人族の牙」という、剣術の本だった。
そこには、太古の剣術(の原型となるもの)を挙げ、ひとつひとつ丁寧に考察し、説明した本だった。武芸書としても、調査報告の本としてもきわめて優れたものであった。
リィナは片手・両手・小剣術及び刀術武術技能「飛里余の剣」の知識を得た。

SP:
小剣術+2.0



 
ベル

エルティナ<

「うわ…、大丈夫ですか?
ええと、治療関係でしたら、あの神聖王国の大聖堂で受け付けてもらえると思います。お金を払ったり、何かしらの使命を達成すれば、あちらの司祭の方が治してくれるようになっています」



 
エルティナ・グリーン

「っく!!」
エルティナはうめく。身体が痺れる、その手から本が落ちた。脱力し、本棚に軽くもたれる。
(・・・、良いものじゃないのは、確かなようだね)
さっと髪をかきあげ、よろっと身体を起こす。苦笑しながらベルに顔を向ける。

ベル<

「・・・、どうやらその呪いにまんまと引っかかったようだわ・・・。」
真顔になり続ける。
「きっと、麻痺かなんかよ。まだ動けるからマシだけどね。魔法かなんかで解く必要があると思うのよ。全く・・・、もーちょっとマシな本を書いてほしいもんだわよ。」

最後のほうはベルではなくその本の作者に毒ついた。ため息をつきながら落とした本を元の位置へ戻す。まだ少々身体が痺れるが、無視して行動できる。もう一度ため息をつき、ベルに聞く。

ベル<

「誰か呪いを解除できそうな人知らない?」



 
ベル

エルティナの傍にいたベルは、エルティナの身体が一瞬紫色に輝いたように見え、驚いて口を開く。

エルティナ<

「あ、あれ? いま、どうかなさったんですか?」



 
エルティナ・グリーン

(本・・・かぁ・・・、へぇ)
エルティナは本を読むのは好きではなく、むしろ苦手なほうだ。

ベル<

「うん、ちょっと探してみようよ」

得にすることもないため、暇つぶし程度に探してみようと思った。
(さぁーて、魔法関係が欲しいなぁ・・・。魔術を唱えられると嬉しいし)
いつのまにか図書館内に入っていた。なんとなく直感で選んだ本棚で魔法関連を匂わせる題名の本を探す。

 エルティナ
 「幸運」判定!
 …、1レベル失敗!

エルティナは魔法関係の本を探した。
…、「魔法の紋様」という面白そうな本を見つけたので、手にとって開いてみた。なかには、複雑な形の文字や模様、図形がずらずらと並んでいた。そして、彼女が項をめくった刹那!
紙に描かれていたひとつの魔法の円形が紫色の輝きを発した。
エルティナは、身体に強い痺れが走るのを感じた。

 エルティナ
 「紫の麻痺」状態。
 身体が痺れ、すべての行動判定に10%のペナルティを受ける。
 魔法的な手段で解除するまで続く。



 
レナ・ラーカ・フォノエスタ

 レナ
 「幸運」判定! 「司書」
 …、失敗!

次はレナは、音楽関係の本を探した。
だが、出てくるのは絵画や芸術に関わる、まるで理解できないたぐいのものだった。



 
フラック・アンド・ラピッド

「それじゃあぼくは…と」
といいながら、神話関係の本を探しだす。
この小人は、日頃の態度とは裏腹に、かなり信心深いのである。

 フラック
 「幸運」判定!
 …、3レベル成功!

「これなんかどうかな」
といって、引っ張り出してきたのは、「創造神論争」(シノヴァ著)という本だった。その一説に、「神とは」という項目がある。
フラックはそこに目を通してみた。

「神は天に住まう。天は無空の地に在り。無空の地は天の下に在り。現は夢に在り、夢は現の下に在り。こう語ったのはある著名な神学者であるが、これほど明確に神を表した言葉もあるまい。つまり、『神とは人族に理解できるものではない』ということだ。空が無い土地に天があるはずはない。また、夢の中に現があるはずはない。『無意味論』である。神とは即ち斯様な存在である。『無意味論』だ。論ずるに“及べず”。神を語ることは人には出来ず、その一辺たりとも理解は出来ない。人が理解しうるのは、己の中にのみ存在する“神”即ち、己の持つ法律ー信条ーである。即ち神を信じるということは即ち己を信じるということなのだ」

フラックはひどく感銘を受けた。
神を信じるということは自分を信じるということである。
それは、つまり自分を信じることは神を信じるということでもある。
「なるほど!」
フラックはひとつ信心深くなった。(信仰PP+1



 
ベル

エルティナ<

「エアリエルさんは、本を見るのに集中されているみたいですね」
笑いながらエルティナに言う。
「あちらで、レナさん…でしたっけ?…も本を探していられますし。
探索が始まるのはもうちょっと先みたいですから、わたしたちも適当な本を探してみませんか?」

どのような種類の本を探すか具体的に宣言することで、何かしらの文献を入手することが出来ます。持っている間に、判定を有利にするようなものもあります。もしかしたらそこの一文から、何か素晴らしい知識や技術を得ることも出来るかもしれません。
ただ、イ=サードの研究者たちが検閲し損ね、魔法が掛けられている本が残されている場合もありますので、運が悪いと性質の悪い呪いに掛けられてしまうかもしれません。
なお、本は図書館のものであるため、図書館から持ち出すことは出来ません。時間まで、一人につき2種類の文献を調べられます。



 
レナ・ラーカ・フォノエスタ

(お勉強にはもってこい・・・だね♪)
入るなりレナは近くの本棚に足を運ぶ。
地価の操作のために、みんなから目の届く位置・・・そしてこちらからも皆を確認できる位置に。

数分後、レナはくらくらする頭を抱えていた。
彼女が興味を惹かれるどの本もどの本も、彼女が理解できない言葉で書かれているのだ。薬草などのことを書いてある本を探していた彼女だが、本に描かれている絵からそれと知れても、文字が理解できなければ読むことは出来ない。
その他の本は、別に今彼女が必要とする文献ではなかった。
溜息をついて、引っ張り出していた本を戻そうとする。

 レナ
 「幸運」判定! 「司書」
 …、1レベル成功!

…と、しかし、ふと、レナは何かが自分の意識に引っかかったような気がした。
首を傾げながら、手にしていた本が納められていた棚の奥を見る。
そこには、薄っぺらな古びた冊子が挟まっている。
表紙には、現在の言葉で、「中等薬物書」(パルヤケンナ著)と書かれていた。

レナは「中等薬物書」を入手。
大図書館内でのみ所持でき、薬草・薬物などの判定を有利にします。



 
エルティナ・グリーン

(はぁー、案外あたしって見かけ倒しかもねぇ・・・・)
と、心の中で苦笑する。

ベル<

「そーでもないよ、私も初心者だし。」
と言い、微笑んだ。

エアリエルの反応が気になるようだ。
(エアリエルさんは?)
彼女に視線で問い掛ける。



 
ベル

エルティナ<

「そうなんですかー…
結構、実戦なれしているみたいに思えるんですけど。
ほら、身のこなしとか」
言ってから、「わたしみたいな駆けだしの台詞じゃ無いですねー」と、照れた風に笑って見せた。

エアリエル<

「エアリエルさんは、どんな感じなんですか?」
彼女に訊く様子からは、叡智の塔での気後れした印象は失せていた。冒険に心が逸り、そういった怯えなどがどこかへいってしまった様だ。



 
エルティナ・グリーン

少し不安な表情を浮べながら、

ベル<

「はっきりいって、この依頼っていうのかな、が最初の仕事なの。」
と、苦笑して、続ける。
「剣はね、私が家にいたころ教えてもらっただけ。魔物とか、人間以外とは戦ったことないよ。」

エルティナは明るく装っているが、不安がその表情から見え隠れしている。
(みんな戦闘慣れしてるんだなぁ、私が足引っ張っちゃうかもしれないよ)



 
エアリエル・シルフィード

(大図書館にはいるやいなや、きょろきょろと辺りを見まわす)

「うわぁ・・・おおきい・・・」

想像以上の大きさに呆気にとられてしまう。

「古代文明の魔道師や学者の研究の成果を拝めそう…♪
でも、魔物がいるんだよね…気を引き締めなきゃ!」

不意に自分のほほをパン!と軽く叩くと、表情が真剣に変わった。



 
フラック・アンド・ラピッド

リィナ<

「ぼくは、ぼくが動き回れるだけの広さが心配だねぇ。
この身のこなしは、あんまりも狭い場所じゃ役に立たないよ」



 
アークエンド

リィナ<

「ふふん。伊達に遺跡潜りを目指しているわけじゃないんだぜ」
と、得意そうに笑う。
「まあ、そうだな。
お前さんは身軽そうだけど、遺跡の中は、大抵狭いもんだからなぁ。
でもまあ、心配することは無いんじゃないか?
地下だろうが地上だろうが、こういった建物の基本的な構造は、大して変わらないもんだし。この一階の高い天上を見る限り、あまり心配はいらないような気はするな」



 
リィナ

アークエンド<

「へぇ〜、アークエンドさんは物知りなんだね〜。
図書館の中は天井が高いといいなぁ・・・
私は天井が低いと戦いにくいから」



 
アークエンド

リィナ<

「それはな…」
一人ごとめいたリィナの言葉に、いっぽん指を立てながら応える。
「こういった遺跡は、古代文明の住居であったり倉庫であったりしたものなんだ。この図書館の場合は、まあ、そのまんま書庫だな。
で、こういう貴重な財産を持ち主が護るための手段が、魔法で操ったり、生み出したりした守護者…魔物だったのさ」



 
リィナ

「へぇ…大きい図書館ね?
ところで、何で図書館に魔物がいるのかしら?」

 
ベル

エルティナ<

真剣な顔になったエルティナを覗き込むようにして、
「そういえば、エルティナさんも剣を使うんですよね。
魔物とかと戦った経験は、どれくらいあるんですか?」



 
エルティナ・グリーン

(大図書館か・・・名前は知らないけど・・・)
少し顔を引き締める。


 
GM

辿り着いたのは、イ=サード郊外にある、図書館の前だった。
今度は其処に冒険者たちが集まることとなった。