冒険ではなく、戦争の為に雇われる兵士が所属し、管理・補助を受けるギルド。 近年までこのような組織は存在せず、傭兵団は自由に作られ、自由に雇われていた。 しかし、傭兵の需要の高さから、引く手数多となった多くの傭兵団は驕り、その奔放振り(bad manners!!)を露わにして雇い主を辟易させた。 次第に傭兵団は忌み嫌われるようになり、「戦場」でのみ篤く遇され、その他の場所ではならず者にも劣る扱いを受けるようになる。 そのような状況を変化させたのが傭兵ギルドであり、創設者の「ベイカット」である。 このギルドの元、ルールで統制され、管理された「上品」な傭兵たちは各国に歓待される。 自然と、傭兵ギルドに属さない傭兵団はお呼びも掛からないようになり、淘汰されていった。 情勢が変わり、竜追いギルドが生まれ、多くの傭兵たちが別の仕事に就くようになり、傭兵ギルドは縮小されていったが、完全にその需要が無くなることはなく、現在も小さく運営されている。 なお、創設者のベイカットは、今はサノット共和国で闘技場を営んでいるという。 |
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