フィック |
ラウス< にこやかに頷く。 |
ラウス=ウォード |
フィック< 「まずは竜追いギルドに行ってみよう。買い物は次の仕事を決めてからでもできるだろうしね。また良い仕事があればいいんだけど」 |
フィック |
営舎を出て、ラウスの後に続きながら、 ラウス< 「ラウスさんのおかげでかなりの報酬が手に入りましたね」 |
ラウス=ウォード |
受付< 「ええ、わかりました。ありがとうございました」 フィック< 「さ、いこうか」 |
受付 |
ラウス< 「なるほどなあ」 |
ラウス=ウォード |
(ふむ…。察するに人手が足りないか、あまり外に噂を広めたくないような事でもあったか、という感じだろうな) ここで見栄を張っても仕方なさそうだ。 受付< 「自信…と言っても実は駆け出し同士で組んだばかりで、自信をつけるのもまだこれからと言うところですね」 |
フィック |
受付< 「自信、ですか?」 鸚鵡返しに訊き、困った風にラウスを見る。 |
受付 |
ラウス&フィック< 「ん? うーん…」 |
ラウス=ウォード |
受付< 「交渉成立、ですね」 |
受付 |
ラウス< 「オーケー」 |
ラウス=ウォード |
受付< ラウスはしばらく粘ってから、譲歩する。 |
フィック |
ぽかんとして、二人のやり取りを見ている。 |
受付 |
ラウス< 「おいおい。こっちだって精一杯譲歩しているんだぜ。 |
ラウス=ウォード |
受付< 「あなたには負けました。これでお願いします」 |
受付 |
ラウス< 「兄さん、粘るねぇ」 |
ラウス=ウォード |
受付< 「野盗の目をかいくぐって来るのは大変で…、これくらいはいいでしょ?」 |
受付 |
受付員は、大仰に驚いて見せる。 ラウス< 「それはいくらなんでも吹っかけすぎというもんだよ、兄さん。 |
ラウス=ウォード |
(十日ほどの道のりを大した事もなく来ただけだから、千ルディでも別に損をするわけじゃないが) どうも相手の様子からしてもっと値を上げれそうだ。 受付< 「それじゃちょっとねぇ…。あとこれくらいは欲しいですかね」 |
受付 |
ラウス< 「なるほど。いや、助かった。 (トップページからリンクだけは張っていますが、ファイルそのものはアップロードされていません; |
ラウス=ウォード |
受付< 「実は急ぎの仕事と言う事で色々と費用がかさんでまして…」 |
受付 |
ラウス< 「ああ、約束の!」 |
ラウス=ウォード |
フィック< 「どうも妙な雰囲気だね」 受付< 「僕はシルバのアディトの依頼で、荷物を届けに伺ったものですが…」 荷物を受け渡したら交渉に入ります。 「実は急ぎの仕事と言う事で色々と費用がかさんでまして…」 |
GM |
山地から切り出した岩で造った家々が並ぶ中、この営舎は木で作られている。行き交う人の数は少ないが、どこか張り詰めた空気が流れているのが感じられる。 時たま、建物と建物の間を走り抜けていく人の姿が見られる。 あわただしい雰囲気だった。 |