地域、国家一覧

様々な地域があり、様々な文化があります。

バーナード地方…軍事力は最高ランクにある、東の列強。
騎士王国シルヴァード:
騎士階級が重んじられ、騎士道を最たる誇りとする国。
様々な武術が発展しており、さらに軍事的施設、軍事的文化が強力である。
現王ハルッサムは、剣一振りの身から、この国の主まで上り詰めた英雄とされている。
この国のシルヴァード王国騎士団は、列国で最強の軍団と言われている。
大魔術師王国イ=サードとは同盟の間柄にある。

神聖王国ミノッツ:
創造竜を神として崇める人々の国だ。信仰による絶対的統治によってこの国は支配されている。
国王であり教皇でもあるパルマ四世。彼女は、大変な美貌と、慈母の如き心をを持つことで知られている。
魔法は技術として一般に定義付けられてはおらず、(魔法=信仰の奇跡と解釈されているので)
一部の魔術師の家系と、王族にのみ伝えられている。
他国の魔法文化は邪道として徹底的に批判するのが、この国の民の一般的な態度だ。

サノット共和国:
この地方で唯一、議会制共和政治が行われている国。文化の中でも娯楽の比重が高く、この国の闘技場の名は大陸に広く伝わっている。
竜追いを目指す者が主に、腕試しにこの闘技場での試合に出るが、まだ危険が多く、無残に命を散らしていく者が後を絶えない。
一日の試合で、十人は命を失っていくようである。
この国には、他に特に目立つ文化はない。

ロトッカ地方…最高の魔法技術と、最大の森林を誇る、中部地方。
大魔術師王国イ=サード:
魔法文明が驚異的な域にまで発展している国家。
この国を治める王、セイフレイは十八の若輩ながらも“深緑の賢王”と、国民からは尊敬を、敵国からは畏怖をもって呼ばれる。
叡智の塔では、広く、魔法を学ぶ人間を集めており、いわば魔法学院とでも呼べる組織を作り上げている。
この国の魔法のほぼ全てが、ここで開発・研究されたものだ。
現在、最高の効率で魔法を行使できる魔術の研究が、熱心にされている。
この王国の騎士団は主に、魔術と剣を等しく操る魔法騎士で構成されており、シルヴァードの騎士団と同等に戦えるのはこの騎士団だけというのが、もっぱらの噂である。
遥か昔、この国が誕生してから、国家は大森林フィアヌスの護り手として活動してきた。

“大森林フィアヌス”森人の町:
イ=サードをその縁に置く、この世界最大の大森林の一つ、フィアヌスの中に存在する一つの町。
この街の住人は全て、森人…大森林フィアヌスの護り人としての教育を受けており、有事の際には子供から老人までが、優秀な戦士となって戦う。
ここは治外法権の地であり、どの国にも属さず、独立して存在しているが、イ=サードとは友好関係にある。

“商人の国”ボン・ノドン:
商人の国ボン・ノドン。
代々の国王が商人としての経験を積んでおり、さらに商業を保護してきたことからこう呼ばれている。
時期国王は六歳になると何処かの店に入り、店の主人達が教える様々な学問と共に、商売を学んでいく。
その身分は成人するまで店の主人以外の誰にも明かされず、二十歳になるか、現国王が崩御すると同時に、
店を出て、国王としての業務に就く。
こうして、一流の商売人としての経験を積んできた国王の外交技術は並ならぬものを誇り、他国の外交官の頭を悩まさせることになる。
当然、商工業が発達しており、様々な武防具、道具が販売されている。

大森林フィアヌス
ロトッカ地方と呼ばれる地の半分以上にその身を横たえる大森林。
この森の中心には、黄金の大樹パームベリィがそびえ立つ。

ノースパール地方…各地に多数存在する遺跡が有名な、北の地方。
北海王国シリィン:
一般に、北の果ての国と言われる王国。
国の北端に大遺跡群を持ち、国はその遺跡の発掘に力を注いでいる。
この国には、竜追いの他に、専門の遺跡発掘屋が多数おり、ギルドに所属している。
竜追いギルドの本部もここにあり、各地に散らばる竜追い達から様々な情報が入ってくる。
多数の冒険技術と、“痒い所に手が届く”タイプの魔法がある。

氷湖畔の国ミネアン:
北の大湖、通称氷湖を管理している国。
氷湖に存在する珍獣などの毛皮や爪牙などを加工して、武器などを造っている。
氷湖は、万年凍結しており、その奥には巨大な遺跡が存在するようだ。
これまで、国はその遺跡には触れていなかったが、最近になって発掘を計画し始めているようだ。
寒冷地における狩人の技術が発達している。

知られざる西の大地…未だその存在が明らかになっていない、遠い西方の大陸。
ジョードヌ:
稀に、船が難破して、流れ着いてくる者達がいる。
彼等は、知られているどの文化にも属さない服装を持つ。
言語は同じくしており、彼等は(おそらく)西方の大地に住んでいたものと推測されている。
ジョードヌという名前は、国名では無く、彼等の言うその大地の名である。
今現在明らかになっている、ラームナードにおけるジョードヌ人の数は、四名。
十年程前にまとめて漂着してきたジョードヌ人達の数は三十名であり、ここまで短期間でその数を減らしたのは、気候の差によるものと考えられている。
そのほとんどが衰弱して死んでいってしまったのだ。
文化としては、独自の剣術である刀術、そして、戦闘的盗賊技術の忍術が代表される。

キャラクターとしてこのジョードヌ人を使用する場合、現在はやはり漂着して来た人物に限定されます。
ジョードヌの技能を取得する場合は、ジョードヌで成人と認められる十六歳。
それから三年以上経験を積んだものとします。
(つまり、年齢は最低でも十九歳)

この地の出身者は技能【生存】か「特徴」の【適応能力】を取らなければなりません。
(そのどちらも所持していなかった人物は漂流の時に死亡しています)

この他にも、多数の国、町、そして発見されていない国々等が存在しますが、
現在キャラクターの出身国として使用出来、意味のある国はこれだけです。

出身国として選択は出来ませんが、代表的な地域。

リンテグレル魔境:険しい断崖と渦潮によって南方への海陸を塞ぐ魔境。
これまで多数の冒険者や竜追い達によって調査されてきたが、未だその全貌を明らかにしない南方の大陸。
海を流れて、どの文化にも…ジョードヌにも…属さない物品が漂着していることからも、この魔境の先に、文化を持った者が存在する可能性が高く、国々は賞金をかけて、この魔境の踏破・安全な進路の開拓を奨励している。
まるで人為的に配置されたかのように、海辺のほとんどを大断崖が囲っており、断崖の見えない道は、大渦潮が荒れ狂う海峡を越える海路のみ。
大断崖は、東を支点とした三日月のような形で、残った部分が、海峡となっている。
この魔境を越える術としては、未踏の海路を取って海峡を越え、未明の大地へ行くか、
陸路を取って、断崖を…断崖の中を蜘蛛の巣のように走る大迷宮を越えていくか、である。
海峡を越えた先は不明だが、断崖を越えた後は、進路は三つに分かれるようである。
猛熱の大砂漠「炎魔の砂漠」。
魔の獣達の生息する「魔獣の森」。
ただ荒廃した大地が続き、魔竜の徘徊する「地獄の荒野」。
百組を超える竜追い達、冒険者達が挑み、その全てが、踏破できずに死ぬか諦めて逃げ帰って来た魔境だ。
聖大森林モナパライト:涼やかな神気の流れていた森林。だが、その支配者は今は居ない。
創造の巨竜サナトスがラームナードの創造以来、身を休める為の居住としていた森。
神聖な気が絶えることのなかった静謐な聖域だったが、今では魔物の跋扈する危険きわまる領域となっている。

竜伏の大洞窟
聖大森林の中央にある丘の麓に大きく口を開いた洞窟。
創造竜が寝床として使用していた洞窟で、以前は聖大森林よりも神聖な気で溢れていたが、今はその影すらもない。
「空間が歪んでいる」と、イ=サードの賢王セイフレイはここへ視察へ来て、こう部下に呟いたと言う。
今、この洞窟には神気どころか瘴気すら漂っており、狂獣、魔獣、妖魔の生息する地となっている。
賢王セイフレイの施した術によって、力の強い多くの魔物は、地下二階の最奥に沸き溢れている白銀の泉の底に沈んでいる階段より奥に封じられた。
泉に潜って地下三階に進んだ冒険者は、多くが其処の魔物の強大な力に尻尾を巻いて逃げて来ると言う。

戻る