【ナイフ】
相手の防具にとって、接近状態におけるナイフ(短剣)は恐れるべきものの一つである。
この扱いやすい武器は、密接した相手の防具の隙間には、いともたやすく潜り込んでしまうのだ。

ナイフによる攻撃:接近状態にある場合、ナイフによる攻撃を受けた側の防具の武装度は、その相手の技能レベルによって大きく減少される。

また、短剣は防具の役目も果たし、「二刀流」の技能がなくても、逆手に装備する事で防御・攻撃の武器としても扱える。

【ウォーピック】
この武器は特殊な形状をしており、相手の防御の「突き」と「叩き」の内、弱い方に対して攻撃することができる。

【フリックアウトナイフ】
このナイフは、バネ仕掛けがされており、仕掛けを動かすことによって刃を弾き跳ばして、攻撃することができる。
一旦この機能を使用すると、換えの刃を装着しなければならない。
(フリックアウトナイフを装備している際に、フリッカーエッジを使用する)
なお、この仕掛けによる攻撃は、「道具使用」扱いとなる(「投擲技能」では判定されない)。

【鞭】
鞭は、遙か昔から、人族たちが獣を従えるのに使用していた道具である。
張り手のような一撃と、身を竦ませる音で恐怖を与えるこの道具は、長い年月の間に手を加えられて、人族に対する武器にも変わっていった。
鞭は射程が長く、また、相手に強烈な痛みを与えることのできる優秀な武器ではあるが、その性質上、防具に身を包んだ敵には効果が半減してしまう。

鞭による攻撃:鞭で攻撃された相手は、自分の知力をボーナスに、鞭によるダメージをペナルティとした体力判定を行い、失敗すると、激痛で朦朧とし、能動的な行動にペナルティを負う。持続時間は、鞭で受けたダメージの2桁目の数字と等しい。
また、鞭は防具に弱く、相手の防御度は50%増しにして判定する。

この二つの効果のどちらも、武器によっては適用されない場合があり(別の効果がつく場合も)、その時は補足される。

【妖精の剣】
不浄生物に対して強い威力を発揮する、聖なる魔法がかけられた武器。
亡者(不浄生物の下級種)に対しては特に圧倒的な力を持ち、攻撃した相手の魔法抵抗を打ち破ると、相手は完全に浄化される。
屍者(不浄生物の中級種)に対してはやや劣り、魔法抵抗を打ち破ると、一定の威力のダメージが追加される。
不死者(不浄生物の上級種)などには効果はほとんど及ばないが、この武器で攻撃するとかなりの不快感を与えることができる。また、魔法抵抗に対する判定にクリティカル(大成功)することで、相手を浄化できる可能性も生まれる。

【月女神の縫い針】
感覚に作用する魔法がかけられた、月女神が賜った神聖な剣。
(人間にとっては縫い針同然の大きさだが、妖精にとっては剣なのだ)
突き刺すことで、相手に痛みを与える。
突き刺された相手は、最低で3フェイズ、最大で16フェイズの間、痛みに耐えながら戦わなければならない。
また、治療の魔法もかけられているため、相手を蝕む毒や麻痺、魔法による身体異常などを消し去ることもできる。
ただし、その用途でも激痛は発生する。

針の痛み:全ての攻撃命中、魔法的行動の全てに-10%のペナルティを受ける。相手が何らかの行動を実行中の場合、かなりの確率で、その行動は中断される。
浄化:使用者の魔法力を基準にし、対象の毒や身体異常の「強度」をペナルティとして成功判定をする。

【炎樹の棒杖】
炎の力が込められており、使用者のMPと引き替えに、二種類の炎の魔法を放つ。
どちらも魔法力によるダメージ上昇は無く、魔術構成による成功率も加算されない。
魔術技能が無くても使用できる。

火球:威力8-18 射程6-12 範囲2 強度15 消費18
炎の鞭:威力3-23 射程1-15 範囲- 強度20 消費16

【白木の弓矢】
弦を引くだけで、どこからか矢が現れるため、矢を持ち歩く必要のない弓。
妖精の武器工匠の傑作。
一度この矢を命中させた相手の居所を、射手は(それと意識するだけで)どこにいても感じ取ることができる。

【スリング】
手軽に投石の威力を高める武器。
技能がなくても、熟練度技能が最低1あるとして判定する。
また、弓、投擲、どちらかが熟練度2レベル以上ある時は、その高い方で判定する。

【聖母貝の盾】
この盾で防御に専念することで、一切の魔法的効果から身を守ることができる。
ただし、防御中は、遅速移動しかできない。
この特殊効果を使用するのに、技能は必要ない。

【棘石の額冠】
他者を反発する性質を持つ石を特殊な方法で加工した防具。
その力は常に周囲に張り巡らされているため、装備者もその恩恵にあずかることができるが、その性質上、頭には他の物を一切身につけられなくなる。
妖精族にはおしゃれ好きが多いため、その実用性の割にはあまり好まれない。

【飛魚の長靴】
速度値+25% 失速値-20% 維持値-15%

【忍び装束】
忍び用に作られた、特殊な繊維で編まれた装束。身体にしっかりと密着する。
無駄な部分をいっさい省き、着用者の忍者としての能力を最大限に引き出す性能を持つ。
<以下の効果は、帽子やバンダナ、冠などを除く頭防具、忍び装束以外の体防具、上衣、下衣を身につけていない場合のみ>
虚行動力+1 殺傷力+15% 命中力+10% クリティカル率+5% 回避・魔回避・神回避+10%

【慈愛の腕輪】
「慈愛を与えたまえ」と唱えることで、対象の傷を癒す。
判定には、使用者の魔法力か信仰力のどちらか高い方が使われる。
威力:10-15 射程- 消費MP10

【魔水晶】
魔術を補助し、精神力の消耗を肩代わりする。
「魔法を使用するときに消費される最低限のMP」しか、肩代わりはできない。

【馬具】
馬に装備させる防具です。中には攻撃力を持つものもある。
馬具A= 守備 3/2/2 武装度45% 防御度20/10/10 %
馬具B= 守備4/3/3 武装度55% 防御度25/15/15 % 殺傷力+20%

【魔術書】
魔術師が、その魔術理論を著した書物。
魔術を扱える者だけ、読むことができる。
記述されている熟練度レベルの者にしか意味が無く、また、一度読んだ書物は二度読んでも効果がない。
書物によっては、新しい魔法を習得できる場合がある。

基本的に、書物は、特定の熟練度値にある、特定の技能のSPにある程度の量のSPを配分し、魔術書はその上で、特定のカテゴリーからランダムで選ばれた魔法にIPを1-3配分する。ただし、同じレベルの魔術書では魔法に効果は重複しない。

【武芸書】
熟練の武芸者が後進の為に著した、武芸指南書。
関係する武術(武器)を扱える者だけ、読むことができる。
記述されている熟練度レベルの者にしか意味が無く、また、一度読んだ書物は二度読んでも効果がない。
書物によっては、新しい武術技能を習得できる場合がある。

基本的に、書物は、特定の熟練度値にある、特定の技能のSPにある程度の量のSPを配分し、武芸書はその上で、特定のカテゴリーからランダムで選ばれた武術技能にBPを1-3配分する。ただし、同じレベルの武芸書では武術技能に効果は重複しない。

【七つ道具】
盗賊の「活動」に役に立つ、七種類の道具が収められたツール・セット。
内訳は、以下の通り。

・鏡1枚
(小振りの鏡。金属版をよく磨いたもの)

・特殊な油3瓶
(盗賊御用達の特殊な調合の油。無味無臭。燃えやすく滑りやすい)

・針金5本
(堅いが柔軟)

・5mのロープ*2本
(青黒く、頑丈でしなやかな細いロープ。闇夜に紛れる)

・フックのセット
(大、中、小の鉤。同梱のロープに結びつけても使える)

・小さなナイフ
(先のよくとがった小振りのナイフ。千枚通しに近い)

・筆と顔料
(化粧道具)

なくなってしまったり、消耗してしまったものは、竜追いギルドで補充ができます。

【薬草・薬品】
薬品や薬草は、休息中やその他の、落ち着いて治療が行える場所で使うことができる。
薬品は、誰が使用しても安定した効果で傷を癒す。
薬草は基本的な効果こそ小さいものの、癒し手の力によって、大きくその限界を高めることができる。

【楽器】
楽器は、物品表に書いてある物以外にも、多くのものが存在する。
(というか、GMに楽器の知識が余り無いもので;
使いたい楽器があれば、自由に書いて送って下さいませ。
ただし、それらの値段は一律300Rd、弦楽器の場合は一律600Rdです)

【夏草】
冷帯に分布する、灰色の草。温度の高い場所では生きられない。
火の精霊の力を秘めているといわれ、その草の香りを嗅ぐと、体温が上昇し、寒さに対しての抵抗力が増す。
医療用にも用いられるが、誤って服用したり、香りを嗅ぎすぎたりすれば、熱病に罹かったのと同様の状態になるため、注意を要する。

→夏草の露
夏草にたまった露。
中原以南で見られるのは、それを特殊な処方をして小瓶に収めたもの。
スプーン一杯ほども飲めば、夏草の香りを嗅いだのと同等の効果を得られる。
もちろん、量を過ぎれば害にしかならない。