GM |
そして、夜が明ける。 |
シエラ・バゼラード |
霧雨< 「いえ、今日は気が楽になりました。おやすみなさい」 |
紫堂霧雨 |
シエラ< 「ん…そうだな」 自分の部屋に戻った霧雨はマグカップをテーブルの上に置いて、ベッドにドサっと倒れる。 |
シエラ・バゼラード |
霧雨< 霧雨の安心したような表情を見ながらシエラは緑茶を一口飲んだ。ぷはー・・・と酒でも飲んでいるかのようにため息をついた。 |
紫堂霧雨 |
シエラ< 霧雨は、シエラのおいしいというお茶の感想を聞いて安心したような顔をする。 「そうか、チョコレートか。」 |
シエラ・バゼラード |
霧雨< 「渋みを楽しむお茶なのですか・・・、なるほどぉ」 |
紫堂霧雨 |
シエラ< シエラの質問に、窓からシエラへと視線を移す。 |
GM |
ちなみに、この世界では緑茶も紅茶も一般的にあります。 多分、シエラさんが偶然、あまり見たことがなかったのでしょう(笑) 霧雨さんの知力で判定した結果、お茶はA〜EでBランクのできばえでした。 |
シエラ・バゼラード |
霧雨< 「ほんとは、氷を入れた桶の中に水を入れて、そこに手を入れると良いのですが・・・」 |
紫堂霧雨 |
シエラ< 「ん…あ、あぁ、大丈夫だ……」 |
シエラ・バゼラード |
霧雨< 「はい」 |
紫堂霧雨 |
シエラ< 霧雨はシエラの返事に少し驚いた。 部屋に入るなり、部屋備え付けのテーブルに茶道具を置き、早速茶の準備をし始めた。 |
シエラ・バゼラード |
霧雨< シエラは首を横に振った。 |
紫堂霧雨 |
霧雨の手にはティーポット、カップが二つ、茶筒が乗っているおぼんがあった。 「茶だ…ここの主人に借りてきたんだが……」 シエラの眠たそうな顔を見て、言葉を止める。 (もう寝ていたか…悪いことをしてしまった) 「どうやら邪魔をしてしまったようだな…」 すまなそうな顔をし、引き返そうとする。 「睡眠中すまなかったな…」 |
シエラ・バゼラード |
(霧雨・・・さん?) 霧雨と会うことにシエラは躊躇いがあった。いままで夜泣きしていたことを霧雨にばれてしまうのではないか・・・。 (いいや・・・どうでも・・・、どっちみち扉を開けないと失礼なんだし・・・) 考えることが面倒になったシエラはベットから立ちあがると、ふらふらと霧雨の待つ扉へと向かった。 霧雨< 少し警戒しながら、扉を少し開ける。眠たそうに見えるように目をこすりながら霧雨を見上げる。
HP +5 63/63 |
紫堂霧雨 |
他の部屋へ入る音が霧雨の耳に入った。 (………シエラか?) シエラが部屋に入ったと思い、自分の部屋出てシエラの部屋へと向かった。 シエラ< コン、コン。 |
シエラ・バゼラード |
シエラは泣きながら、ある記憶を辿っていた。そこには、幼い自分が裸で泣いていた。背後には古びた井戸があり、灯りを持った村人が古井戸と自分を取り囲んでいる。村人達は自分を奇異し恐れるような眼差しでこちらを睨んでいる。しばらくすると、村人たちの人垣が割れ、村長を思わせる老人が現れた。その老人はこちらを見てなにか叫んだ。すると、自分を取り囲んでいた村人達が騒ぎながら四方八方に散っていく・・・・。 シエラは顔を上げ、涙を手で拭った。闇夜に目が慣れたのか少し視界が明るく感じる。目を凝らし、半ば手探りで灯りをつけベットに座った。 HP +11 58/63 |
シエラ・バゼラード |
宿に入ると荷物を適当な場所に置き、窓から外を見る。星空に青白い満月が浮いていた。 (満月・・・) ぶつぶつ呪文のようなものを呟きながら窓をカーテンで閉めた。月光が入らなくなり闇が部屋を包む。灯りもつけず、床にぺたんと膝を抱えて座りこんだ。 (・・・・) 数分もしないうちに、シエラの肩が震え始める。 HP +9 47/63 |
GM |
経過の記述はしていませんでしたが、霧雨さんの能力値は全快しました(笑) |
紫堂霧雨 |
部屋に着くなり、霧雨は荷物を床に置き、ベッドへ腰を落ち付ける。 ふぅ、と小さいため息を吐き、今日の出来事を思い返す。 (ジョードヌから漂流して数日が経ったか…) 昔の事でも思い返しているのか、遠い目をして窓から月を眺めていた。 HP +12 42/65 |
GM |
鷲の止まり木亭の宿の一室。 空にはぽっかりと、雲に霞んだ月が浮かんでいる。 (ここで経過した時間に応じて、HP、MPなどが回復します。 |