紫堂霧雨 |
シエラ< シエラの言葉に顎に手を当て一瞬考えるように視線をテーブルに落としてから顔を上げて。 「そうだな…」 納得するように頷き、感心するようにシエラを見つめる。 (下手に動くより会えそうだ…こういう事に慣れているんだな…さすがだ…) |
シエラ |
霧雨< 「こちらから探すより、しばらくここで待っていたほうが・・・。」 (パティさんが依頼主なら、ギルドで待っていれば来るかと。それに・・・) ちらっとオッシュのいるキッチンを見る。 (ココアもありますし・・・) |
紫堂霧雨 |
シエラ< 「パティ…」 呟くようにシエラの口から出た名を反芻し、昨夜パティが座っていたと思われる席へ視線 を移しながら耳を傾ける。 霧雨さんも会いましたよね、というシエラの言葉にだけ頷くが、それ以降相槌も打たない。 真っ直ぐシエラを見つめて話を聞いていたが、来客の音に扉の方へ顔を向ける。 アリシア< シエラと並ぶように、だが言葉は発せず会釈だけペコリ、とする。それだけをしてすぐにシエラへと顔を戻す。 シエラ< 「ふ、む…」 最後のシエラの様子が気に掛かりながらも話を全て聞き、初めて相槌を打ちながらシエラのつく席の向かいの席に座る。 「…お前の言うとおり、冒険者のようにも従業員のようにも見えない…」 霧雨自身、パティという者の姿さえハッキリと思い出せていないがシエラの言葉に納得するものがあった。 仕事も特に決めてなく、この地に関して無知と言っても過言でない状態。シエラはパティの事が気になっていると踏み、これを縁としても良いかもしれない。 そう気持ちが決まった霧雨はココアを頼むシエラにほんの少しだけ表情を緩めて穏やかな口調で。 「…依頼主、かもしれないな…パティを探そうか?」 |
シエラ・バゼラード |
霧雨< 「これからの方針・・・」 そう呟くとシエラは空のマグカップをテーブルの上に置いた。そして、真面目な顔を霧雨に向ける。 「私はパティさんが、なんでここにいたのか気になります。冒険者を雇おうとしてるんじゃないかって・・・」 昨夜、シエラ達が依頼を終えて帰ってきたときいた少女がパティだ。シエラの記憶では何度かその少女をここで見かけている。冒険者にしては浮きすぎている格好のパティ。シエラはパティが宿を利用しているか、ここのギルドで働いているのだと思っていたのだが・・・。 「霧雨さんも会いましたよね。昨夜、飲み物をここで飲んでいました。」 ここでシエラは言葉を切った。来客のようだが、パティではないようだ。 アリシア< 「こんにちは」 |
オッシュ |
アリシア< 「なるほど…」 |
アリシア=ウェルウェイ |
オッシュ< 「と、とくぎ・・・?」 ちゃりん。 腰の魔剣に手を置く。小気味よい金属音が小さく響く。実家を飛び出す際に持ってきたものだが、今までの旅路、これに助けられたことも何度もある。 ぱん。と胸元で左右の両手を合わせて、そのまま握り合わせる。 |
オッシュ |
アリシア< 「ん? |
アリシア=ウェルウェイ |
まずはマスターに挨拶。 オッシュ< 「はじめまして、わたしアリシア言います。こういうところ初めてなんやけど、初心者向きの依頼ってありますか??」 |
紫堂霧雨 |
オッシュの声に振り向く。 「あぁ…少し、な…」 シエラ< そう言ったら、ココアを楽しんでいるシエラの席へと近づく。 |
シエラ・バゼラード |
霧雨が依頼用掲示板が更新されていることに気がついたようだ。内容を確認するためだろう、彼は席を立ち掲示板の前で立ち止まった。 (どんな依頼なんだろ?) シエラもココアを手に取ったまま、席を立つと霧雨の隣まで行き掲示板を覗き込んだ。しかし、彼女はすぐに椅子に戻ってきた。 (夜のお仕事は不可能です。) 夜になると怯えてしまう彼女。しかも、満月か新月の夜は怯えが得に酷い。昨夜は霧雨が来てくれたからよかったが、一人だったら充分に眠れもしなかっただろう。夜に弱い自分を慰めるようにココアを一口。 (霧雨さん、行っちゃうのかな・・・) シエラが霧雨を眺めていると、オッシュから声が掛かった。 オッシュ< 「あ、はい。飲み終わったらもう一杯お願いします。」 |
オッシュ |
「……」 霧雨が掲示板を見ているのを、黙って見守り、 霧雨< 「その依頼に興味があるのか」 シエラ< 「…もう一杯、いるか?」 |
紫堂霧雨 |
「ん……?」 壁にある掲示板に貼られている紙が1枚増えている事に気が付いた。 (号泣の館…自警団から…か) 大きく書いてある見だしだけ見て、自警団からという事に興味が沸いた霧雨は、席を立ち掲示板の前へ行く。 (夜に呻き声…) 「ふむ…」 シエラがココアを堪能しているのを尻目に顎に手を当て、何かを考えていた。 |
オッシュ |
頷いて、皿を受け取って洗い場に置く。 (ふう…) とりあえず、宿泊客の朝食は一段落付いたようだ。 |
シエラ・バゼラード |
シエラはココアに向かって彼女なりに猛進を続けていた。急いだ甲斐はあって、だいぶ皿の中が無くなってきた。 (もう一息です!!) ラストスパートに突入したシエラは少し食事の速度が上がる。周りのことが極端に見えなくなっているシエラだが、オッシュが持ってきた暖かいチョコレートには気がついた。 (ココアですぅ!!おいしそうですぅ) ゴールが見えてきた。ゴールの先にはココア色の世界が待っている。なんとかシチューを食べ終わったシエラは、残ったパンでシチューの皿を拭い、口の中に入れる。それを何回かくリ返したら、ついに皿が空になった。 オッシュ< 「ごちそうさまでした、美味しかったです。」 |
GM |
ふと、霧雨が発見する。 ギルドの部屋の壁にある掲示板に新しい依頼の紙が貼られたようだ。 |
オッシュ |
シエラの前から食事が浚われていくのを見て、オッシュはおくからまた湯気の立つチョコレートを一杯、持ってきた。 それから霧雨に頷き、空になった皿を下げる。 |
紫堂霧雨 |
まずクリームシチューから口に運んだ。 (……ほう) シチューに具の味がとけており奥深くコクのある味に感嘆した。 次にパンを一口頬張る。 更にココアも口に入れる。 この順番を繰り返し、徐々に量が減っていった。 シチューとパンも食べ終わり、最後のココアもくいっと飲む。 そうして霧雨の朝食は終わった。 オッシュに顔を向け軽く頭を下げる。 「ごちそうさま…美味しかった…」 |
シエラ・バゼラード |
食事中は無口になる癖を持っているシエラは、黙々とシチューとパンを食べている。 (おいしいです) ただ、いつもは食事の遅いシエラだが今は一般人並の速度で食べている。彼女にとっては大急ぎで食べている状態に等しい。だが、傍目からは何故か普通に食べているようにしか見えない。 (ココア、ココア、ココア!!) 霧雨がココアを堪能している姿を見て、急激にココアが飲みたくなったシエラは、ココアを目指して朝食を攻略していく。 |
GM |
朝食は、A−EランクでB+ほどの出来でした。 |
紫堂霧雨 |
目の前に料理を置かれた音を耳にし、ハッと気付くように顔を上げた。 「あ…すまない…」 オッシュに慌てて礼を言う。 霧雨は料理の前に一緒に置かれている焦げ茶の液体に目がいった。 (これは…ココアか) 料理の前に甘い香りのひきたつココアを手に取った。 この世に生を受けて初めて飲むココア、霧雨は内心興奮していた。 どんな味がするのか、もはや好奇心でいっぱいだった。 コクっと一口飲んでみる。 「つっ…!」 熱かったようだ。だが、ココアの甘く、ほんのり苦みの味わいは霧雨の味覚に十分行き渡った。 (これが…ココア…) 今まで感じたことのない味に霧雨は感動していた。先ほどの羞恥はどこへやら。 もう一口ココアを飲み、また味をかみしめた後に、料理へ手を出し始めた。 |
シエラ・バゼラード |
シエラは動かない霧雨を観察するように見回していた。 (私がこーやってきょろきょろしても、全然動きません) 勝手に感動するシエラ。そこへ、オッシュが朝食を持ってきた。あっさりと霧雨の観察を終えると、シエラの関心は今自分の目の前にある朝食に移った。 オッシュ< 「おいしそうです。」 |
オッシュ |
シエラ&霧雨< 「……」 |
紫堂霧雨 |
「…………………」 未だに全く動かない霧雨の心中は、シエラの想像の瞑想とは全くかけ離れたものであった。 (朝食はまだか…?間が持たん…!) もはや誰も気にしていないことを一人で引きずっていた。 |
シエラ・バゼラード |
(まだ来てない・・・、今日も来るのかな?) パティの姿は見当たらない。こんな朝早くに、ここにいる者といえば宿を利用していた者くらい。パティの姿がないのも無理はない。 (パティさん・・・か) シエラはパティが依頼主であることをほぼ確信していた。冒険者としては装備が無さ過ぎるし、彼女は宿の利用を否定していた。なのにパティはこのギルドにいた。パティが依頼主であれば、依頼を受けてくれる冒険者をギルドへ探しに来るのは当然の選択である・・・。(なぜ依頼用の掲示板をつかわないのかは疑問だが) (・・・?) ここでシエラは妙な静けさに気付いた。霧雨を見ると、彼は瞑想するかのように目をつむり俯いたままピクリとも動かない。俯いているので顔の表情は分かりにくいが、石像のように動かないその様子は、なんとも不自然だ。 (これは・・・、瞑想なのですか?) 瞑想をすると精神が鍛えられる、とどこかで聞いたことがある。 (鍛えてるのですか・・・こんな場所で・・・すごいです。) 霧雨の心情に気がつかず、シエラは勝手に感心した。 |
紫堂霧雨 |
ぎこちないシエラの挨拶に自分の失態が端から見られるとどのようなものだったのかが見て分かる。 ココアを注文した霧雨は俯いて目をつぶり、朝食が出てくるのを待つ。 平静を装っているように何も動かない霧雨だが、本当に何の仕草もしない、まるで石像のようにこり固まっている姿は、逆に不自然であった。 シエラの方もオッシュの方も見ず、いや、自分の顔を見せぬようにただ腕を組み、俯いている。 (…恥ずかしい……) |
シエラ・バゼラード |
オッシュ< 「お願いします。」 見てみるが、まだ朝も早いせいか、少女の姿は見られない。 |
オッシュ |
胸中でくつくつと笑いながら、表面では平静を装う。 シエラ< 「分かった。バケットとシチューでも作ってやろう」 |
シエラ・バゼラード |
扉の開く音が聞こえた。シエラはその音につられて扉に目を転じると、霧雨が入ってきた。 霧雨< 「おか・・・」 オッシュ< 「私も朝食をお願いします。食後にココアを飲みたいです。」 |
オッシュ |
霧雨< 「分かった」 シエラ< 「お前は、どうする」 |
紫堂霧雨 |
ガチャ。 扉が開かれ、霧雨が入ろうとした刹那、久しぶりの修練疲れのせいか、霧雨自身の左足を敷居に引っかけてしまい、コケそうになってしまった。 が、なんとか右足でダンッ!と力の限り踏ん張り、転ぶことはなかった。 ほんの一瞬、そのままの体勢で石のように動かなかった。 そして何事も無かったように、シエラにおはよう、と挨拶をし、カウンターに座った。 オッシュ< 「朝食を頼む…」 |
シエラ・バゼラード |
オッシュ< 「すみません、使いっぱなしで。」 |
オッシュ |
シエラ< 「構わん。おれが洗うからな」 |
シエラ・バゼラード |
オッシュ< 「はい、分かりましたぁ。それで・・・これはここに返せばいいのですか?」 |
オッシュ |
シエラ< 「おお、霧雨は随分前に外に出て行ったぞ」 |
シエラ・バゼラード |
夜が明けて、朝となった。 (そういえば、パティさん。今日も来るのかな?) シエラはいつもの私服にマグカップを両手で持ち、階段を降りてきた。 オッシュ< 「おはようございますー。」 |
紫堂霧雨 |
朝日が昇る前、空が闇から青色に変わってきた頃。 「ん…」 霧雨が目をこすりながら起き上がるが、目が線のように細い。まだ寝ているようだ。 だが体は起きているのか、動作がのろいながらも着替え等の朝支度を済ます。 顔も洗い、目が覚めてきたのかやっと目が開く。 (……朝食までにはまだ時間があるな) 自分の懐中時計で確認をし、自分の得物を持ち部屋を出る。 階段を降りた時、オッシュが居るのを見て軽く会釈する。 オッシュ< 「少し散歩してくる…」 |
シエラ・バゼラード |
(なんだったんだろ? 仕事依頼なのかな? もしかして・・・) そういえばここはギルトだった・・・、シエラは当たり前のことを思い出した。 ギルトなのだからパティは仕事依頼者か冒険者のどちらかだろう。シエラから見てパティの服装は冒険者とはとても思えない。 (明日もくるかな・・・、くるよね) 勝手に思いこんだ。霧雨につられるようにシエラはカウンターへ向かった。 オッシュ< 「今日はもう寝ます、鍵をください。」 シエラは宿部屋に移動しました。 |
紫堂霧雨 |
シエラ< 「…そうか?」 オッシュ< 「あぁ、そうさせてもらう…鍵を頼む」 シエラ< 最後にシエラの飲んでいたカップへと視線は向いた。 霧雨は宿部屋に移動しました。 |
オッシュ |
シエラ&霧雨< 「わかったわかった」 |
パティ |
シエラ< 「ああ、いえ、違いますー」 (もういいや) 「じゃあ、あたし、帰りますね」 |
シエラ・バゼラード |
霧雨< 「意外です」 オッシュ< 「お酒飲んで冒険にでたら、間違いなく私、死んでます」 パティ< 「そういえば、パティさん」 |
紫堂霧雨 |
シエラ< シエラの返事にこくっと頷く。 オッシュ< 「………………別で頼む」 パティ< (そういえばこの女…何か用があるのか…?) |
パティ |
胸中で< 「わたし、また明日来ようかなー…」 |
オッシュ |
シエラ< 「ああ、無論構わんよ」 霧雨< 「同じ部屋にするのか?」 |
シエラ・バゼラード |
霧雨< (お酒飲んでる人みたいですね) オッシュ< 「うぅー・・・」 |
オッシュ |
霧雨< 「ほう。お前さんもか」 ちなみに、宿へ上がる場合はそのむねをご投稿くださいv |
紫堂霧雨 |
シエラ< 「俺は…下戸だ、酒は飲めん……」 オッシュ< 「わかった…後で行く…」 |
オッシュ |
シエラ< 「ふむ。まあ、一人前に酒が飲めない間はひよっこということだ」 霧雨< 「ああ。部屋はそこの階段を上がったところだ。 |
シエラ・バゼラード |
オッシュ< 「お酒飲んだら酔っ払っちゃうじゃないですか」 霧雨< 「霧雨さんはお酒飲めるんですよね?」 |
紫堂霧雨 |
運ばれてきた牛乳をグビグビと喉を鳴らし、一気に飲み干した。 「ぷはぁ……」 (仕事の後のこれはたまらんな…) オッシュ< 「ふむ…」 シエラ< ココアを手に取り、幸せそうなシエラを見る。 |
オッシュ |
シエラ< 「酒は頼まないな。飲めんのか?」 霧雨< 氷で冷やしたミルクをおいて、 |
シエラ・バゼラード |
パティ< 「そうですか」 霧雨< 「ココアくださーい」 |
紫堂霧雨 |
シエラ< 「わかった…」 オッシュ< 「主人、牛乳を頼む…」 |
雑貨屋の娘パティ |
シエラ< 「あは、いえ、なんでもないですよ」 |
シエラ・バゼラード |
パティ< (なんだぁ・・・って?) 霧雨< 「私も一休みしてます。仕事探しはその後また考えます。」 |
バント |
オッシュ< 「報酬まで持ち出されたんじゃあ、断る理由はないさ。 バントはシナリオ12に移動しました。 |
紫堂霧雨 |
パティ< パティの挨拶に軽く会釈する。 シエラ< 「そうか…俺は一休みした後仕事を探そうと思うが…お前はどうする?」 |
雑貨屋の娘パティ |
シエラ< 「いえ、大丈夫ですー」 霧雨< (精悍な感じのひとだなぁ…) |
シエラ・バゼラード |
パティ< 「す、すみません・・・、突然声をかけてしまって」 |
オッシュ |
バント< 「おいおい、本当にやる気か? |
バント |
オッシュ< 「いやぁ…俺向きの仕事があって助かったよ、 |
雑貨屋の娘パティ |
シエラ< 「いえ、あの、叫んだのは驚いただけです」 霧雨< ちらと霧雨を眺めて、「あ、こんにちは」 シエラ< 「お仲間の方ですか?」 ALL< 「そういえば、ええと… |
シエラ・バゼラード |
シエラはパティの反応をみて思った。 (迷ってる?) ふとシエラは肝心なことを思い出した。 (自己紹介していない・・・!!) 名前も知らない人間と話すのは苦痛だろうとシエラは思った。 パティ< 「あの・・・、私、シエラって言います。それで・・・」 「あ、霧雨さん。買い物は終りました。 |
オッシュ |
バント< 「ふむ。 |
バント |
オッシュ< 「ぼちぼちって所さ。ただ少し懐が寂しくてね。 |
紫堂霧雨 |
無言のまま、扉を開き入ってくる霧雨。 入るなり辺りを見回し、シエラを探す。 (……居た、先に来ていたのか…) シエラを確認し、ゆっくりと近づく。 シエラ< 「待たせたな…買い物は終わったのか…?」 パティ< (…………誰だ?) |
雑貨屋の娘パティ |
シエラ< 「いえ、あの、その…何が起こったというか…」 |
シエラ・バゼラード |
「わぁお!!」 パティが突然大声を上げたことにシエラも驚いた。 パティ< 「は、はい、冒険者やってます。」 |
オッシュ |
バント< 「お前さんか。腹にたまるものか…。乾し肉でも用意しよう」 |
バント |
大きな背中を屈めるようにして酒場の戸をくぐると、カウンター前の一席に腰を降ろす。 オッシュ< 「やあ、久しぶりだな親父さん。また厄介になりにきたよ」 |
雑貨屋の娘パティ |
「あわぁっ!」 オレンジの絞り汁を飲みながらぼんやりとしていたパティは、シエラに声を掛けられて昼寝を邪魔されたねこのようにびくりとする。 シエラ< 「はははは、はい。どうぞ」 |
シエラ・バゼラード |
「こんにちはぁ!!」 扉を開けるなりシエラは明るく挨拶した。それは、無事にこのギルトへこれたことを喜んでいることを意味していた。が、真の喜びは・・・ (ココア・・・ココア・・・ココアが飲める!!) 椅子に座る前に辺りを見まわす、霧雨の姿は確認できない。 (先にくつろいじゃっていいのかな・・・) 霧雨に悪いと思い、シエラはココアを一時的に我慢した。どこに座ろうかとシエラが席を探したとき視界に何かが入った。 (あの人は・・・) 思えば以前にもこのギルトで見たかもしれない、ギルトには不似合いな少女がそこにいた。 パティ< パティの様子を伺いながら隣の席を指差す。 |
セッシュウ=ミフネ |
ギルドに入ってきたミフネは、護衛の依頼を受けて、イ=サードに向けて旅立っていく。 |
雑貨屋の娘パティ |
酒場の扉を開き、中を見渡す。 独り言< 「わたしの力になってくれるような人は…いるのかなぁ…?」 |
GM |
夜はふけていき、冒険者たちはそれぞれ部屋に入っていった。 …そして、夜が明け、共同墓地へと彼らは向かった。 |
リアス・ブルーライト |
オッシュ< 「ふむ、分かった」 |
ウィンド |
オッシュ< ふ、と口の端に笑みを浮かべて、地図を受け取る。 以降、舞台はシナリオ11に移行します。 |
オッシュ |
ウィンド< 「……」 といっていちど奥にさがり、折りたたまれた紙片を持ってやってきた。
「そこで依頼の詳細を話すそうだ。…依頼人は偏屈者だが、信頼のできる人物だということは俺が保障する。まずはそこに行ってくれ。」 |
ウィンド |
オッシュ< 「主人・・・ シルバーロットの依頼を受けたいのだが」 先ほど店に入ってきて、張り紙を眺めていた男がやってきて、オッシュに告げる。 |
オッシュ |
リアス< 「……。」 この宿代や酒代は、ロールプレイ上で支払われているだけであり、実際にキャラクターシートから引かれることはありません^^。 |
リアス・ブルーライト |
グレイル< 「私もいるのだが・・・」 ふとカノンが去っていった方向を見やる。 オッシュ< 「あーっと・・・、私は分かるように駆け出しで金を持ってないのだが・・・、ツケにしといてくれないか? くれませんか? 宿代・・・」 |
カノン・オルファンさんは、諸々の事情により、竜追い達の唄を中断することになりました。 みなさんには申し訳ありません、とのご伝言です。 なので、現在のこの場からカノンさんは立ち去ったということで、ゲームを進行させていってくださいませ。 よろしくお願いします。 |
カイ・フォーティラス |
オッシュ< 「まだレモネード残ってるし・・・・・・・」 |
オッシュ |
カリン< 「ああ、…気をつけていけ。春になって、魔物どもの活動が盛んになってきたからな」 カイ< 「…なら、おまえさんはミルクでも飲むか?」 |
カーテローゼ・コールラウシュ
(カリン) |
オッシュ< 「わかったわ そう言うとかリンはギルドを出て行った。 |
カイ・フォーティラス |
カイはオッシュにそういわれると(入り口をふさぐな)と・・・入り口の邪魔にならない隅に移動してカノンの返事を待つ。 オッシュ< 「わたし・・・みせーねん・・・」 グレイル< 「わたし・・・ずぅっと入り口の所にいたんだけど(^^;;;;;」 |
グレイル・ソリュード |
「カイはどこかにいったようだな・・・ 仕方ない、しばらく待つか」 |
オッシュ |
カリン< 「すまんな。 |
カーテローゼ・コールラウシュ
(カリン) |
オッシュ< 「そうなの・・・仕方ないわね カリンはそういって立ち去ろうとしたが、思い出したようにオッシュに話し掛けた。 オッシュ< 「あ、そうそう |
オッシュ |
カリン< 彼女の格好と物腰をひとしきり眺めて、 情報1〜2を入手
|
カーテローゼ・コールラウシュ
(カリン) |
カリンはギルドに入ると 近くにある仕事の張り紙を一通り見て カウンターへと歩き そして、ギルドのマスターらしき男に話し掛けた オッシュ< 「壁の張り紙の依頼なんだけど |
グレイル・ソリュード |
ウィルバー< 「こちらこそよろしく」 |
ウィルバー・ラング |
グレイル< 「それはありがたい。 |
グレイル・ソリュード |
ウィルバー< こちらを見ていたウィルバーに話し掛ける |
リアス・ブルーライト |
オッシュ< 不意に後方からオッシュに話しかけられたリアスはオッシュに申し訳なさそうな表情を浮かべ、 カイ&カノン< カイとカノンに向き直ると |
オッシュ |
カノン&カイ&リアス< 「何時までもそんなところで話していないで、こっちへ来たらどうだ。 |
オッシュ |
グレイルと戸口のカイを示して、 「あの二人はそうだな。 後の二人――リアスとカノンを示す――は分からんが。 どうせ行くなら、明日、一緒に行ってみたらどうだ?」 |
ウィルバー・ラング |
オッシュ< 「ってことは、そっちの皆さんも?」 |
リアス・ブルーライト |
(・・・・・やはりな) リアスは呟く、誰にも聞こえないように。 (警戒している・・・) 一瞬リアスをみたカノンの目線がそう物語っているとリアスは感じた。 (どうするべきか・・・) しばらくカイ達のやりとりを見ていたリアスは口を開く。 カノン< 「すまない、自分が警戒心を与えてしまったかな・・・」 |
カイ・フォーティラス |
カノン< 「先約って……えぇっと…リアスさんのこと?」 |
カノン・オルファン |
カイ&リアス< 店を出て何処に行こうか…、と歩みを止めると同時に背後から何か叫声と足音が聞こえてくる。 |
GM |
「私も全然構わないよ」 カイがアイスレモネードを口にしながら答え、ふと、直ぐ傍にいた少女が店を出て行ったのを見、「いっちゃ………った……」呟く。 リアスは「助かる」とグレイル達に言い、カノンの居た辺りを見て誰もいないことを確認する。 二人が声を上げ、行動を起こしたのはほとんど同時だった。
リアスは足早にカイの後ろを進みながら、
「おねえちゃん、さっきはなぁに?」 |
カノン・オルファン |
カイ&リアス< 「あの・・・えっと・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・」 少しの間、2人のやり取りを眺めていたがカノンだったが |
グレイル・ソリュ―ド |
リアス< ああ、俺は構わない カイ< 「カイも構わないか?」 |
カイ・フォーティラス |
リアス< 一拍置いて グレイル< 「どうするの?」 |
オッシュ |
ウィルバー< 「ほう、お前さんもあそこの仕事をしに来たのか。 |
ウィルバー・ラング |
オッシュ< 「三つとも全部、頼む」 「共同墓地の墓守が戦力を集めていると聞いてミノッツから来たんだが、門が封印されていて当の本人には会えなかった。随分とものものしい様子だが、中はどんな様子なんだろうか?」 |
リアス・ブルーライト |
カイ&グレイル< (・・・・) |
カイ・フォーティラス |
カノン< 「どうしたの?」 |
オッシュ |
ウィルバー< 静かにいらっしゃいと返して、 |
ウィルバー・ラング |
些か草臥れた様子で、ウィルバーは「鷲の止まり木亭」の扉を潜った。 オッシュ< 「こんにちは」 |
カノン・オルファン |
カイ< ふらりと立ち寄った酒場内。 |
グレイル・ソリュ―ド |
リアス< 「・・・ん?・・・何か用かな?」 |
カイ・フォーティラス |
オッシュ< カイはオッシュに渡された宿帳に自分の名前を書き出した。 描き終えた字をみるとやはりまだ安定してなくていかにも子供、という代物であった。 リアス< 「……に?」 |
カイ・フォーティラス |
カイは注文を待ちながらも地面に届かない足をぶらぶらとさせている。 決して周りの客に迷惑にならないように……物にぶつかって音を立てないように…と。 そこらへんは普通の子供とは微妙に違った。 オッシュ< 「ここって宿屋だったんだぁ」 |
リアス・ブルーライト |
「・・・・」 リアスは黙ってオッシュの言うことを聞いていた。 (何事も経験だ) そして頭を掻きながらリアスは今まで眼中になかったグレイルたちに目を向ける。 (ふむ・・・・、なるほどな) 何かに納得しリアスは心の中で呟いた。 カイ&グレイル< 「あの・・・」 |
オッシュ |
カイ< 「ああ。じゃあ、まあ、これに名前を記帳してくれ」 (GM:宿泊代は、実際は差っ引かれません) |
カイ・フォーティラス |
カイは注文を待ちながらも地面に届かない足をぶらぶらとさせている。 決して周りの客に迷惑にならないように……物にぶつかって音を立てないように…と。 そこらへんは普通の子供とは微妙に違った。 オッシュ< 「ここって宿屋だったんだぁ」 |
オッシュ |
カイ< 此処は酒場なんだがな… リアス< 「……ふむ」 |
リアス・ブルーライト |
出された一啜りし、目を細めた。 (美味いな・・・) 紅茶を堪能したリアスはオッシュに目を向ける。 オッシュ< 「できれば、前衛がいいかもしれないなぁ。」 |
カイ・フォーティラス |
グレイル< 「だって……それじゃ今夜はどこかで一晩?」 オッシュ< 「ありがとう♪」 |
オッシュ |
リアス< 無言で、リアスに紅茶を淹れて渡す。 カイ< 「今は夕暮れ時だ。 |
カイ・フォーティラス |
オッシュ< 「うん、一応ね」 |
リアス・ブルーライト |
(注文・・・?) マスターの言ってる意味がリアスは理解できないようだ。 しばし考え込む。 (ギルトに何を注文するのだ・・・?) そこでリアスは周りを盗み見る。彼女の目にホットミルクを手に持つ少女が写る。 (ほぅ・・・、飲み物か・・・。それで何を飲もう・・・?) リアスは頭の中で飲みたいものを羅列し、一気に消していった。 オッシュ< 「紅茶、砂糖だけ入れてくれ、分量は角砂糖なら小さいの1個分粉砂糖ならスプーン半さじで頼む。」 |
オッシュ |
リアス< まず、オッシュは彼女に静かな視線を注いで、 |
リアス・ブルーライト |
オッシュ< 「こんにちは、マスター」 |
GM |
その会話の途中、ギルドの外で… ここがギルトってやつか・・・) |
酒場のマスターオッシュ |
カイ< 「此処の共同墓地の墓守、ギュンターという元宮廷魔術師の老人が、日増しに数と力を増す亡霊たちに対抗できる戦力を求めているらしいな。 |
カイ・フォーティラス |
オッシュ< カイは出されたホットミルクを一口のんで |
酒場のマスターオッシュ |
カイ< 「ん? |
カイ・フォーティラス |
オッシュ< 久しぶりに訪れる酒場…カイは見知った顔の…オッシュの元にかけていった。 |
リィナ |
オッシュ< 「ん、わかったわ、ありがと」 叡智の塔へ移動しました。 |
酒場のマスターオッシュ |
リィナ< 「お前さんは、妖精か…、妖精の冒険者は珍しいな」 |
リィナ |
オッシュ< 「こんにちは、仲間と仕事が欲しいんだけど |
GM |
そして、シエラ、霧雨、シャ・ラとインデイトの四人は酒場を出て行った。 |
シエラ・バゼラード |
インデント< 「準備完了です、行きましょう」 |
紫堂霧雨 |
インデイトの問いにこくりと頷く霧雨。 (…この大陸での初仕事だ、この仕事で俺がここで生きていけるかどうか…測ってみる) 服の影で拳を握った。 |
冒険者インデイト |
霧雨< 「それは、心強い」 シエラ< 「ああ、構わない。行って来るといい」 「さて……、これで準備も済んだか?」 移動するときは、「〜へ移動する」といった旨のメールを送ってください。
|
シエラ・バゼラード |
インデントの言ったことに、シエラは軽く頷いて答えた。 軽く装備を確認する。 インデント< 「ちょっと買い物したいですね。いいですか?」 シエラはレザーブーツとポーション・キュアーを4つ購入しました。
|
紫堂霧雨 |
インデイト< 「…よろしく」 |
冒険者インデイト |
「話はついたらしいな」 一応の結論がついたところで、奥で酒を飲んでいたインデイトがやってくる。酒のペースはそれ程でもなかったらしく、まるで酔った様子が無い。 霧雨< 「よろしく頼む。君なら、充分前線の戦力になる」 シエラ< 「あまり気を張ることは無い。何に付いてもな」 ALL< 「では、そろそろ行くか? |
紫堂霧雨 |
シャ・ラ< シャ・ラの提案に一つ頷き。 |
シエラ・バゼラード |
シャ・ラ< 「はい・・・」 |
冒険者シャ・ラ |
オッシュ< 「マスターがわたしたちに頼み事をするなんて珍しいわね」 霧雨< 「あなたは、腕が立つ事は間違い無いわねー」 シエラ< 「シエラは、魔法も使えるし、知識もあるわね」 独り言< 「で、わたしが信頼、と……」 シエラ&霧雨< 「どうしようか?」 |
酒場のマスターオッシュ |
「暇なんだな、お前達は」 確認するように一行の顔を見回し、オッシュは頷く。 ALL< 「だったら、ちょっとした仕事があるな。 |
冒険者シャ・ラ |
シエラ< 「あら…、深いのね」 シエラ&霧雨< 「あんまり希望も無いようだし……。 |
シエラ・バゼラード |
シャ・ラに鋭い指摘をされたシエラは慌てた様子はなく、 (さすがだな、シャ・ラは) と関心した。素直に心情を言うべきかどうか迷ったが、 (嘘をついてもばれるだろうな) と思い素直に口をひらいた。 シャ・ラ< 「気になる場所はあります・・・。けど、今からそこへ行く気持ちには |
冒険者シャ・ラ |
霧雨< 「あら、そう?」 と応じてから、シエラの方に、物問いたげな視線を送る。 シエラ< 「どうしたの? |
シエラ・バゼラード |
シエラは少し考えた。 (今ごろ故郷はどうなったのかなぁ?) 気になるといえば気になる。 しかし、故郷にはとても行ける気持ちではなかった。 シャ・ラ< 「希望はないですよ・・・。」 |
紫堂霧雨 |
手を上げて挨拶してきたインデイトに対し、霧雨は見るだけで特に挨拶もしなかった。 希望を訊いてきたシャ・ラを向いて。 シャ・ラ< 「特に無い…そちらに任せる、何処だって良い…」 |
冒険者シャ・ラ |
「さて……」 一息吐いて、シエラと霧雨の方に向き直る。 霧雨< 「それじゃあ、これからは一緒に行動を取る事になったのね。 シエラ&霧雨< 「さて、これからどうしましょうか? |
紫堂霧雨 |
オッシュの酒という言葉に一瞬、霧雨が反応した。 (…危なかった、酒であったら今頃…注意するか……) ホッと小さく息を吐く。 そしてまた、冒険者達に向き、返事を待つ。 |
酒場のマスターオッシュ |
シエラ< 「ああ、プルという果物とその他から作ったカクテルだ。 |
シエラ・バゼラード |
シエラは霧雨に置かれた琥珀色の液体を凝視した。 オッシュ< 「・・・・、それぇ、なんですかぁ?」 |
紫堂霧雨 |
置かれたグラスを見て、ん…と喉の奥で声を出した後。 「すまない…」 とオッシュに呟くように言った。 次にシエラ、シャ・ラ、インデントを向いて。 「改めて、自己紹介する…紫堂霧雨だ…よろしく……」 笑うことも無く、表情一つ変えず言う。 (しかし、あっさり引き受けるものだ…疑うことを知らんのか…?) ほんの少しの間、無表情のまま立っていた後、グラスを口に付ける。 「はぁ…」 一口飲み、一息吐く。 シエラ達に向き直り。 シエラ< 「それで、次に何をするのかは決まっているのか…?」 |
酒場のマスターオッシュ |
「……」 シエラの言葉に僅かに首を傾げ、そして含むように笑ってから、オッシュは奥から瓶を持ってきてグラスに注いだ。その琥珀色の液体が入ったグラスを霧雨の前に置く。 霧雨< 「――冒険の世界にようこそ、ということらしいな。餞別だ」 |
シエラ・バゼラード |
(そういうことか・・・) シエラは納得した。シャ・ラも彼女に判断を任せたようだ。 彼女も霧雨をまねして一つ咳をしてこう言った。 霧雨< 「そういうことですか。分かりました、仲間になってください。」 オッシュ< 「この人もここの人じゃないと思います、それに、仲間がいないって 霧雨< 「私は、シエラ・バゼラードっていいます、 |
冒険者シャ・ラ |
霧雨とシエラのやりとりを端で見ていたシャ・ラは、 シエラの答えにかくりと足を滑らせる。 (この子ってば…、またトリップしているのかしら) 霧雨の風貌、身のこなしなどを観察して、 彼が<何か特殊な体術>を会得しているのではないかと推測し、 そして、(まあ、悪い人じゃないかしらね)と感じた。 シエラ< 「どうする? |
紫堂霧雨 |
(い、依頼…? 何故そうなる…) 女の返事に多少戸惑う霧雨。 コホン、と一つ咳をしてから再度言う。 シエラ< 「お前たちが仲間を捜しているように見えたのでな、 |
シエラ・バゼラード |
その後しばらくココアの世界を堪能したシエラは聞きなれない 声に呼び戻された。が、今の彼女の思考能力は皆無に近かった。 (これって一種の喧嘩をうるって行為ですか・・・?剣で勝負しろって? そんなの無理に決まってるじゃないですか) 無視しようとも思ったが、後々大変そうだと考え直す。 考えてる間に思考能力が蘇ってくる。 (・・・、この人・・・、地元の人じゃない・・・) 単なる直感にすぎない。 (地元じゃない・・・そしてギルト・・・なら、仕事探し・・・の線が濃厚、いや 私達に声をかける・・・は・・・。喧嘩説は皆無・・・、だとすると、) と、考え付いた答えは (ギルトのない地区からの依頼?) 霧雨< 「仕事依頼ですか?」 |
紫堂霧雨 |
故郷を離れるために船に乗ったが…まさか難破するとはな。 おかげで故郷から一気に離れた、まぁ、別に良いんだがな…。 霧雨がこの地に来て初めて訪れた街、シルヴァード。 「ここか…」 シエラ達< 「仲間を捜しているようだが…俺を連れていく気は無いか?」 |
冒険者シャ・ラ |
独り言< 「これからどうしようかしらね… |
GM |
カイ、シエラ、グレイルやシャ・ラ達はそうやって暫く話し込んでいた。 その後オッシュから報酬を貰い、カイとグレイルは酒場を出て行く。 グレイルが、何か欲しいものがあるらしく、ミノッツに向かうといっていた。 「さーて…、これからどうしようかしらね〜」 戦友の背中に手を振って、シャ・ラは考える。 カイとグレイルは神聖王国ミノッツに向かいました。
|
グレイル・ソリュ―ド |
インデイト< 「あなたの剣技もすごいものだった カイ&シャ・ラ< 「とりあえずミノッツに行こうかと思っている |
カイ=フォーティラス |
グレイル< 「…………どうするの?」 |
冒険者シャ・ラ |
シエラ< (あら、暫く見なかった夢見状態に入っているわね) カイ&グレイル< 「わたし達は、またぶらぶらと街を出るけど、あなたたちはどうするの? |
冒険者インデイト |
「今回も命生き長らえたか…」 誰とも無しに呟いて、ふと、隣に立つモノンドの若者に目を向ける。 グレイル< 「…、君の手腕は素晴らしかった。 |
シエラ・バゼラード |
シエラの目が光る。 (ここはココアの店だぁ!!) 数時間前の記憶が頭の中に展開される・・・。 ココアの世界へ突入したシエラにシャ・ラが訊いてきた。 ココアの世界から現実世界へ引きずり出されたことに少しながら不快感を抱きつつも、 戦闘のとき信じてくれた人はシャ・ラであったことを思い出す。 シャ・ラ< 「私はとくに大丈夫です、ありがとうございました。」 |
冒険者シャ・ラ |
オッシュ< 「ただいま、マスターっ」 シエラ&カイ< 「やっと終わったわねー。 |
GM |
がたがたと音を立てて、ギルドの扉が開かれる。 酒場のマスターであるオッシュは、グラスを磨く手を止めずに視線だけを入り口に向けた。 また、仕事に困った冒険者がやってきたのだろうか。 それとも、困難な依頼を果たして、揚揚と凱旋してきた者達だろうか。 入ってきたのは幼い女の子に、人間らしい剣士、エルフの男女三人… …、どうやら、後者らしい。 数時間ほど前に出陣していった若者達の顔を思い出し、オッシュは口元に笑みを浮かべた。 |
GM |
シーザーは、オッシュの不機嫌そうな顔を見て、 ひょいと肩を竦めて見せる。 オッシュ<シーザー 「そんな顔をしないでおくれよ。 シーザー<オッシュ 「判ってはいますがね…。 「ああ、それじゃあ」 |
ヴィッシュ・ラーガス |
ヴィッシュはオッシュの目をしっかり見て。 オッシュ< 「わかった…」 と一言だけ言ったが、その顔は今までに見たどの顔よりも怖く、真剣な顔だった。 シーザー< 「さて行くか。少年」 |
酒場のマスターオッシュ |
オッシュは渋い顔をして見せたが、目を輝かせるシーザーを見て、溜息を吐いた。 シーザー< 「仕方が無い…。 ヴィッシュ< 「あんたもな。 真剣な眼差しで二人に忠告する。 |
冒険者シーザー |
ヴィッシュに謎の小箱の話をされ、興味深そうに目を輝かせた。 ヴィッシュ< 「面白そうだね、よければ、同行させてもらえないかな。 |
ヴィッシュ・ラーガス |
ヴィッシュの方も同じように彼を見て、 (この少年・・・・只者ではない) と彼の方も悟った。そして、 シーザー< 「少年、良かったらいっしょにやってみないか。」 オッシュ< 「いいだろ、マスター」 |
酒場のマスターオッシュ |
シーザー< 「…暫くご無沙汰だったな」 ヴィッシュ< そして、一瞬だけヴィッシュに視線を向けた。 |
冒険者シーザー |
少年は軽く酒場を見回してから奥へ進んでいった。そのときに視線がヴィッシュとあった。 (…熟練の人だね) 一目で彼の実力を見抜き、そして軽く微笑んで見せた。 動きは軽やかで、体重を感じさせないものだった。 彼はヴィッシュの斜向かいに腰掛けて、オッシュに挨拶を送る。 オッシュ< 「久しぶり、マスター。 |
GM |
ヴィッシュが店内を見回した時、ちょうど入り口の扉が開いて、一人の客が入ってきた。オッシュが片方の眉を軽く上げてみせる。 入ってきたのは鮮やかな金髪の少年だった。切れ長の鳶色の瞳。精悍な、と形容するには少し柔和そうなイメージがある。 旅人が纏う頑丈な繊維の服の上に、銀色の鎖帷子を身につけている。腰には細身の長剣を佩いており、その姿に違和感がないことから、少なくとも駆け出しではないと感じられる。 |
ヴィッシュ・ラーガス |
オッシュ< 「受けてもいいんだが、俺一人じゃ少々危険だな。もう一人ぐらい誰かいれば助かるんだが。 |
酒場のマスターオッシュ |
「ふむ…」 コーヒーの準備をしながら、(とすると、実入りが余りよくない仕事でも喜んでやりそうだな)と考える。 ヴィッシュ< コーヒーを彼の前において、 |
ヴィッシュ・ラーガス |
オッシュ< 「いや、そういうわけじゃないんだが、運動しないと体がなまっちまうからな。とりあえず、コーヒーもらえるか」 |
酒場のマスターオッシュ |
グラスを磨く手を休めずに、視線だけカウンター席の男に向ける。 ヴィッシュ< 「金にでも困っているのか?」 |
ヴィッシュ・ラーガス |
扉が開いて、一人の冒険者が入ってきた。 そして、ゆっくりとカウンターにきて座り、 オッシュ< 「ようっマスター、何か手ごろな仕事はないか。」 |
冒険者シャ・ラ |
「…、うん、これなら大丈夫そうね。じゃあ、行きましょうか」 誰に言うでもなく言ってココアのカップをおいて立ち上がった。 これ以後、舞台はシナリオ2に移ります。 |
シエラ・バゼラード |
カイ&グレイル< 「ありがとうございます!」 インデント< 「はい、精一杯がんばります!」
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冒険者インデイト |
「ふむ…」 一連の会話を聞いて、頷く。 グレイル< 「あなたは剣を使うのだな。私も同じだ。 カイ< カイの身体を見下ろして、 シエラ< 「まだ互いの実力も解らないが、何とかなるはずだ。 |
グレイル・ソリュード |
カイ< 「……そうだな……オーク程度でこの報酬なら破格だろう。 |
カイ・フォーティラス |
グレイル< 「どうするの、グレイルさん?」 |
シエラ・バゼラード |
イメージトレーニングでだいたいの形ができてきたとき、彼女はカイに聴かれて我に返り、説明しようとしたが、シャ・ラが先に説明してしまった。 カイ&グレイル< 「私からもお願いします。私はまだ初心者ですしいろいろ足を引っ張るとは思いますが・・・」 |
冒険者シャ・ラ |
出会ってから何度目かの、シエラの妙な挙動に眉根を寄せながらも、とりあえずは無視することに決め、カイの質問に応えて先を続けた。 「ええとね…」 先ほどシエラにも話した、国から降りてきた依頼の内容を話す。 カイ&グレイル< 「ちょっと、わたしたちだけじゃ不安なのよ。相手の数は多くても10…くらいしか把握していないし、もしかするとそれを遥かに超える数かもしれない。勿論、歯が立ちそうに無いと思ったら引き返せばいいのだけど、それで行動が遅れて、何かしらの被害が生じたら後味が悪いでしょ? |
カイ・フォーティラス |
シエラ< ホットミルクを軽く口に含んで飲んだ後、 |
シエラ・バゼラード |
シエラはおとなしくココアを啜りながら、外をみた。 (いい天気だなぁー・・・・) 彼女はうっとりと微笑しながら街行く人達をぼーっと見ていた。 街は活気があふれ、小鳥たちが鳴いている・・・。 ふっと彼女は我に帰りあまりに暇なため勝手に戦闘イメージトレーニングをし始めている。 眉間にしわを寄せながら、 あーではないこーではないと一人つぶやいていた。 |
冒険者シャ・ラ |
人差し指を口元に当てて、カイとグレイルの様子を眺めている。 そしてオッシュの言葉に、 カイ&グレイル< 「あ、それ、わたしも興味があるわねー」 |
酒場のマスターオッシュ |
グレイル< 「判った」 カイ&グレイル< 「見た所、お前さん達も冒険者のようだが…。 |
カイ・フォーティラス |
シエラ< 「あっ……」 |
グレイル・ソリュード |
シエラ< 軽く会釈する オッシュ< 「俺もホットミルクをもらおうか、甘いめにな」 |
シエラ・バゼラード |
シャ・ラの説明に眉間にしわをよせながら, ずずずずずずず・・・とココアを派手にすすったシエラ。 「ぷはぁー」 その後、視線をそらしカイ達を見る。 カイ・グレイル< 「こんにちはぁー」 |
酒場のマスターオッシュ |
カイ< 無言でホットミルクを作り、カイの前に置く。 グレイル< 彼の方に目を向け、 |
カイ・フォーティラス |
始めに口を開いたのはカイだった。 オッシュ< 「おじさん♪ ホットミルク一つちょうだい♪」 |
GM |
扉を開いて、まず入ってきたのは、年端の行かない少女、カイだった。 その少女の後ろから、男…グレイルが続く。 インデイトはその二人を見て、(冒険者か…、二人ともだな。子供の方は幼く見えるが、…少なくとも、多少の武術は使えるようだ。 男の方は…、騎士か? 動作に、シルヴァード騎士団の影がある)そう判断した。シャ・ラは少女より、グレイルの方に興味を覚えたようだ。 (あらー、珍しい。なんだっけ…、そう、モノンドね。 こんな所で見かけるなんて。んー…っ、学術的興味が湧くわねー) シエラはカイの方を見ている。かわいー、とでも思っているのだろうか。 マスターはどちらも見ず、静かにグラスを磨いている。 三人三様の視線の中を、二人は進んでいった。 始めに口を開いたのは… |
冒険者シャ・ラ |
冒険者インデイト |
シエラ< 「ふむ…」 シエラの目を見て、頷く。 「そこまでの覚悟があるなら、俺がこれ以上何を言うこともあるまい。 …共にやっていこう。 では、早速俺たちが今受けている依頼について話そうか」 と、シャ・ラに目配せをする。 |
シエラ・バゼラード |
呑気にココアを啜ってたが、 真面目な話になって真剣な表情になったシエラ。 インデイト< 「ついていきますよ・・・。どんなに危険だろうと自分の意思はまげたりしません。自分が命を落とそうと、冒険をすることに悔いは残しません。 |
冒険者インデイト |
シャ・ラ< 「茶化すな。お嬢さんが困るだろう」 シエラ< 「ふむ。では、俺のこともインデイト、と呼んでくれ。 |
冒険者シャ・ラ |
インデイトに見惚れるシエラの様子を面白そうな顔で見やり、 インデイト< 「おやおや、どーするお兄さん? |
シエラ・バゼラード |
インデントに見惚れて固まっていたが頭を少し振ってココアを啜り、 インデント< 「あ、シエラ・バゼラードっていいます、シエラって呼んでください」 |
冒険者インデイト |
オッシュが入れてくれた紅茶を飲みながら、シエラに目を向ける。 透き通るような碧眼が彼女を映した。 シエラ< 「で、君の名前は何と言うのかな。 |
GM |
シャ・ラとシエラがココアを堪能していると、カウンター脇の扉が開き、その奥にある階段から人が降りてきたのが判った。 エルフの男性は、髪を櫛で整えながら、眠たげな瞼を抉じ開けつつ、入ってくる。 薄い緑色の髪に、碧眼。肌は褐色で、それが髪と眼には不釣合いに感じられる。「ああ、シャ・ラ。帰ってきたか……、?」 シャ・ラの側まで来て声を途切らせる。 「なぁい、インデイト?」 「お前は、…まさかとは思うが、また拾い物をしてきたのか?」 「んー…、早起きは三文の得」 「……今度は女の子か。お前の朝の散歩には魔力でもあるのか」 溜息をつきながらインデイトはシャ・ラの左隣に腰を下ろす。シエラはシャ・ラ越しにインデイトの横顔を見た。 (わぁぁ、格好いい〜…) シャ・ラも並みの美人とはいえないが、その相棒のエルフのインデイトも、並ではなかった。顔筋は均整が取れており、身体も一見華奢だが、力を秘めた、若木のようにしなやかだ。腰には小剣と長剣を下げているが、身体の運び方から、その腕も並ならぬものだと知れる。 |
シエラ・バゼラード |
ココアしか頭の中に入っていないシエラ。頭の中をココアが縦横無尽にかけまわる。 オッシュ< シエラ「(奢ってくれるんですか? あ、ありがとうございます!!」 シャ・ラ< シエラ「寒いときのココアっていいですよねぇ。ココアの世界の堪能には最適な日ですね」 |
冒険者シャ・ラ |
「やだ、けーち」 オッシュに悪態を吐き、暫くは美味しそうにココアを堪能する。 「わたしは、寒い日のココアの方が好きだけど、 まあ、こういうのもいいわね」 |
酒場のマスターオッシュ |
「判った」 カウンターの奥に下がってココアを作り始めた。 暫く無言で作業をして、熱いココアを二つ、運んでくる。 シエラ< 「冒険者の仲間入りの祝いだ。俺が奢っておこう」 シャ・ラ< 「お前の分は、お前が自分で払え」 |
冒険者シャ・ラ |
オッシュ< 「だって、マスター」 |
シエラ・バゼラード |
龍追いギルトに入るとすこし驚いた。(これがギルト・・・・) 初めてのギルト、きょろきょろと辺りを見まわしている. シャ・ラが紹介してくれたときもきょろきょろ。ふと気がついて、 オッシュ< 「よろしくお願いします。分からない事があったらおしえてくださいね。」 シャ・ラ< 笑うシャ・ラにはすこし驚いたようだ。 |
冒険者シャ・ラ |
「ただいま、マスター」 オッシュに声をかけながら、シャ・ラはシエラを引きずり込んできた。 ずりずりずり…と足を床で擦って、彼女は店内に入る。 オッシュ< 「この子は、シエラ・バゼラードっていうのよ。 シエラ< 「と言うわけで、ここがこの街の竜追いギルド「鷲の止まり木亭」ね。 オッシュ< 「マスター、この子と私に、暖かいココアでも淹れてくれる?」 シエラ< 「あ、ココアでいいわよね?」 |
GM |
静かな早朝。客の姿も無く、オッシュはカウンターに腰掛けて煙草をふかしながら、一人静かにコーヒーを飲んでいた。 「……」 ふと、目線を入り口にやる。同時に、その扉が開いてここの宿に泊まっている冒険者シャ・ラが、一人の少女を連れて入ってきた。 |
酒場のマスターオッシュ |
客も少なく、酒を求める者もいないので、静かにグラスを磨いている。 不意に訪れた少女を一瞥して、また無言で視線を戻す。 |
雑貨屋の娘パティ |
酒場の扉を開き、中を見渡す。 あまり人のいない様子に、当てが外れたように頬を掻いた。 後ろ手に扉を閉めて、 >独り言
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