ウィルバー・ラング |
リア< 「よし。引き受けた」 ウィルバーはシルヴァードへ移動しました。 |
受付嬢リア |
ウィルバー< 「これは、シルヴァードの方の依頼なのですけど。 |
ウィルバー・ラング |
リア< 「何々?教えて」 |
受付嬢リア |
ウィルバー< 「あの…ギルドに届出のある仕事は確かにもうないんですが…」 |
ウィルバー・ラング |
(残念だね。仕事はないのか) 内心の無念とは裏腹に、ウィルバーは微笑んだ。リア嬢に向けてのものである。 「手間を取らせたね。ありがとう」と、礼を言う。 働かざるもの食うべからず―。幼年期に叩き込まれた教えの所為で何となく落ち着かない気分ではあるが、無闇に慌てても仕方がない。 (まあ、リアちゃんは可愛いし。彼女に巡り合えたことを、神に感謝しようっ♪) いい年をして、気楽な男だった。 |
GM |
ウィルバー・ラングは、一人、ギルドに入った。 竜追いとして登録してもらうためである。 この「竜追い登録制」を無視しようとする者も多い中、彼は律儀だった。 「可愛いお嬢さんが受付にいてくれるといいねぇ♪」 彼のそんな思いは、図に当っていた。 受付に座っていたのは二十前程度の小柄な女性だった。 ウィルバーは喜んで彼女の受付に行き、竜追い登録の申請を出した。 −100ルディ 申請の間情報収集をしていた彼が知りえたことは、 ・今、此処には割のいい仕事は無い。 ・受付の女性は名前をリアという。 ・リアは現在、特に決まった相手が居ない。 この三つだった。 |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
ギルド員< 苦笑とも微笑とも判断つかない笑顔を浮かべ、 以降、舞台はシナリオ10へと移行します。
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戦士フリーダン |
レナ< 「では、行くか」 以降、舞台はシナリオ9へと移行します。
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レナ・ラーカ・フォノエスタ |
身も蓋もない言い方をすればただ単に1人で手柄を立てるために先走る…と言うだけの仕事だろう。 でも、確かに公に……また仕事を受けるかどうかわからない相手には言う事は出来ない。 言った時点でそこから情報が漏れてしまう可能性が大きい。 彼女は覚悟を決めて大きな深呼吸をした。 フリーダン< 「……はい」 |
ギルド員 |
リューイ< 「ああ、可能だよ。 |
黒髪のノーイ |
リューイ< 彼が考えていることを見透かしているように、くすりと笑む。 |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
ギルド員< 少し考えるように首を傾げ、頷く。 ノーイ< 「・・・何かわかるといいね」 |
戦士フリーダン |
レナ< 「……よし、よろしく頼む。 最近、ミノッツ周辺に、ある盗賊団がやって来るらしい。 レナ< 「レナ、お前さんには、奴らの撹乱を頼みたい。 |
レナ・ラーカ・フォノエスタ |
フリーダン< 「あっ、ごめんなさい。私ったらすっかり忘れて」 心中で< (みたところフリーダンさん……普通の一介の冒険者って言うほどのレベルじゃなさそう。 フリーダン< レナは意を決したように言葉を発する。 心中で< (今は自分のことすらわからないけど……今の私は、私に出来ることをやるしかない) |
ギルド員 |
リューイ< 「ああ、解った。 |
黒髪のノーイ |
リューイ< 少し不安そうに、頷く。 |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
ギルド員< 「はい、お願いします。僕も駆け出しですから、経験者がいてくれると心強いですし。…もちろん、その方が良いと言ってくださったらですけど」 ノーイ< 「それでいいかな?」 |
戦士フリーダン |
胸中で> 「あまり、理解しているようには見えないが…」 レナ< 「そうか。 |
レナ・ラーカ・フォノエスタ |
フリーダン< 「えっ……えっ?」 心中で< (視線に気付いたって???? フリーダン< 「え……えっとぉ……はい。仕事……探してます」 |
戦士フリーダン |
ギルド員< 「…何かいい人材が見つかったら教えてくれ」 レナ< 「俺の視線に気がついていたようだな、お嬢さん?」 |
レナ・ラーカ・フォノエスタ |
ギルド員< 「えとえと……そ、それじゃ、お願いしますね」 レナは落ち着かないような素振りで、他にギルドに用事のある人の邪魔にならないように隅に移った。 |
戦士フリーダン |
フリーダンは、ギルドに入ってきた少女にふと目を向ける。 胸中で< 「……ふむ、鎌か、珍しい武器を使う。 |
ギルド員 |
レナ< ギルドに入ってくるなり仕事の有無を聞いてきた少女を凝視して、一言呟く。 胸中で< 「少女か…。参ったな、ある程度の年齢を行っていれば仕事に失敗しても未熟の一言ですむんだが…」 レナ< 「ああ、いや、気にしないでいい。 |
レナ・ラーカ・フォノエスタ |
「にふ〜〜〜〜」 それは彼女の口癖とも言うべきものだった。 ギルドの扉を潜り抜けてきたのは奇妙な弧を描く武器をもつ少女だった。 全身を黒い色調の服で覆い、死神の持つ鎌をその手に…… それだけ見るのならば死神と思ってもいいのだったが、そんな雰囲気を微塵にも出さない物があった。 まだ年端も行かない少女だったことだ。 これが…彼女の物語の始まりだった。 (えっとぉ……目が覚めたらここの裏手の森だったし……まずは何よりお仕事をして信頼を得なさいって神のお告げが)
ギルド員< (んっと……何も覚えてないんだし冒険者でいいよね?) |
ギルド員 |
リューイ< 「なるほど、記憶喪失か。それは、大変だねぇ…」 |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
ギルド員A< 「キナ臭い・・・確かに、そんな感じがします。」 |
戦士フリーダン |
ギルド員B< 「訊きたい事があるんだが…。 |
GM |
受付に早足で向かう者がいた。つい今しがた入って来た、旅装の精悍な男だ。 |
ギルド員 |
リューイ< リューイの言葉にやや考え込み、そして頷き掛ける。 |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
ギルド員< 「それじゃあ、依頼の内容を確認しますね。 |
黒髪のノーイ |
リューイ< リューイの言葉を真面目に取って、不安そうな面持ちながらも頷く。 |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
ギルド員< 「・・・とりあえずその『魔女』に会わないと何もわからないということなんでしょうね。関わっているのは確からしいですから。」 ノーイ< 振りかえると、自分と同じような困惑の表情がそこにある。 |
黒髪のノーイ |
ギルド員< 「え? わたしが……ですか?」 リューイ< 戸惑った風にリューイの顔を見上げる。 |
ギルド員 |
リューイ< リューイの言葉に、「確かに」と頷く。 |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
ギルド員< 「・・・わかりました。この仕事、引き受けます。 |
ギルド員 |
リューイ< 「うん? ああ、勿論大丈夫さ」 黒衣の魔女とは、 「で、どうだい? |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
ノーイ< 言葉に込められた信頼に耳元が赤く染まる。 ギルド員< 「では、まず依頼内容の詳しい説明をお願いします。 |
黒髪のノーイ |
リューイの真摯な言葉を受け止め、くすりと笑む。 そう深く知っている相手でも無いのに、何故か安心できるこの人に、ノーイは穏やかに告げた。 リューイ< 「わたしは、あなたに全てを任せてしまいましたから」 |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
うーん、と小さく唸る。 自分の中での優先順位は、ノーイの記憶を取り戻すこと、だ。 しかし、この国でノーイの記憶が取り戻せない場合、他の場所へ行くことになる。 それまでの旅費や何やらを考えると、仕事をこなしながら移動するほうがいいとは思っていた。 けれど。 ギルド員< 「すいません・・・ちょっと待っていただけますか?」 ノーイ< 「君は・・・どう思う?」 |
ギルド員 |
リューイ< 「ん、魔女に興味があるんだね。受ける? |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
ギルド員< 立て板に水、といった感じでまくし立てられ、リューイは反射的にひいていた。 |
ギルド員 |
リューイ< 「うん? ああ、仕事の依頼かい?」 |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
ノーイ< 「うん・・・そうだね。 ギルド員< なんとか顔が判別できる距離までくると、ギルドの職員に声をかけた。 |
リューイ・イシル・ウィンダリア |
ノーイ< 「うん・・・そうだね。 ギルド員< なんとか顔が判別できる距離までくると、ギルドの職員に声をかけた。 |
黒髪のノーイ |
竜追いの冒険者達が溢れんばかりにしているギルドの中を見渡し、ノーイは感銘を受けたように息を吐いた。 自分は、今までこれほど多くの人がいた空間にいたことはなかったのだろうか。あまりに新鮮な空気であり、感覚だった。もしかすると記憶が無いからかも知れないが、それでもそれは不快ではない。 リューイ< 「…、ええと、これから、情報を集めるのだったでしょうか」 |