ミノッツの首都コルベルージュのそれは、いわば商店地区である。 学徒の塔を頂点として、東門と西門を結んだ線を底辺とした三角形に形成されている。 多数の商店(露店ではない)と中級の住宅が居並ぶ場所である。 |
GM…値切り |
カイ: 知力12・容貌15・魅力15・「無邪気な笑顔」 ……失敗! カイはそのにっこりとした笑顔で値切ろうとしたが、 |
カイ・フォーティラス |
カイはこの街についたそうそう、魔法屋でウィンド・カッターを教えてもらっって上機嫌で街の大通りを歩いていた。 そして、雑貨屋に入り、 「えっとぉ……フラグランスにぃ………あと食料〜っと♪」 微妙に音程の篭った口調でフラグランス五つと食料3日分を手にとった。 そしてカウンターの上のその商品を次々と置いていって 「これくださ〜い」 十分迷惑なのだが、 耳を透き通るような声を店内に響きわたらせてしまったのであった。 「値段の方、もうちょっとなんとかならない?」 |
警備隊長キース |
リチャード< 「ああ、確かに忘れていたな。
エルティナ< 「ふむ、そうか…」 ALL< 「これでいいようなら、早速準備をはじめようか」 以後、舞台はシナリオ6に移行します。
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リチャード・ハードカースル |
キース< 「いえ、僕の方は特にありません。
ALL< 「みなさん、がんばりましょう!」
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エルティナ・グリーン |
リチャード< 「あ、ティナちゃんでいいよぉ、こっちこそよろしくぅ!!」
キース< 「準備はできてると思うよ?こんなもんだけどね。」
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警備隊長キース |
リチャード&エルティナ< (何とかなるかもしれない…) (シナリオに移行すると、物品の購入・売却は出来ません)
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リチャード・ハードカースル |
エルティナ< 「2人で斬りかかれば、 |
エルティナ・グリーン |
キースに向かって、 キース< 「もちろん、頼めるよ」 と言ったあと、リチャードへ リチャード< 「力不足かな?」 |
リチャード・ハードカースル |
リチャードは、改めてエルティナを見た。 (手は……かなり使い込まれている。動きもしなやかだし、目の配りも。 ……僕と大差ない使い手だ。それに) リチャードは、エルティナの腰に差してある剣に目をやった。 一瞬、顔つきが真剣になる。 (レオ……この子、上級騎士の令嬢かなにかかな? そうは見えないけど) 手を、腰にある剣帯へと伸ばす。 剣を指ではじくと、リチャードは笑顔に戻った。 エルティナ< 「そうか……、じゃあ、エルティナだから、ティナちゃんでいいかな?」 キース< 「接近戦に持ち込めれば、なんとか。ただ、こちらにも魔術師が欲しいところですが……」 |
警備隊長キース |
キースはエルティナに頷きかけ、一連の事情を話す。 そして、 エルティナ< 「頼めるかな?」 リチャード< 「一人より二人の方が遥かに良いには違いないが…… |
エルティナ・グリーン |
リチャードが興奮しているのを見て少し驚きながらも、 (結構大変な仕事だったりする?) 一人じゃ心もとないと言われては、そう思ってしまう。 と、手を差し伸べられている事に気づき握手を交わし、 キース&リチャード< 「私はエルティナ・グリーン。 キース< 「そんで、私は何をすればいいのかな?」 |
リチャード・ハードカースル |
キース警備隊長< 「よかったですね、キースさん!」 エルティナ< 「安心したよ。正直、1人では心もとないからね。」 |
エルティナ・グリーン |
エルティナは歩き回ってミノッツの商店街にたどり着いた。 (どうするかな?) 彼女はいまフリーである。きょろきょろと楽しそうなことを探し始めた。 (ギルトぉ・・・・んー・・・ありきたりだなぁ) とギルトには行こうとしなかった。 (ん?) ふと彼女の目になにかが飛びこんできた。 (立て札・・・だねぇ) 面白そうな事が書いてあるかどうかすこし期待しながら読んでみた。 (・・・・。冒険者募集??それだけぇ?気になる気になる!!) もっと詳しいことが知りたい。それだけで彼女は詰め所へ走った。 (ここかな?) 無我夢中で走ったからすこし不安になる。 (入ればわかるよね) そう言い聞かせ詰め所のなかに入った. 中には冒険者らしい青年と、 警備員らしい人物が向かい合って座っていた。 (ここであってるみたいだね) 彼女はそう確信して、 キース&リチャード< 「すみませぇん!! |
GM |
キースが言った時、計ったようなタイミングで、誰かが詰め所に入ってきた。 |
警備隊長キース |
<魔術師>その言葉に、キースは少なからぬ衝撃を受けたようだった。 リチャード< 「魔術師、魔術…、そうか、そうか」 |
リチャード・ハードカースル |
警備隊長キース< 彼は少し考え込むふりをして、少し困ったように答えた。 「あと、これも思いついたことなんですが・・・ |
警備隊長キース |
リチャード< 「いや…、実際、情けない事だからな、仕方ない」 |
リチャード・ハードカースル |
警備隊長キース< 「じゃあ、姿は一度も見ていないんですね?」 |
警備隊長キース |
「ああ、そうだな…」 まずリチャードは、先日盗みに入られた家の事を話した。 商店地区で五本の指に入る富豪の家で、 警備隊も家主に頼まれて毎日そこを警備していたのだ。 「私は、仕事が終わったあと、就寝前に現場に来ていたんだ」 キッシュが現れるとかそういう直感があったわけではなく、成果のない仕事に倦んでいた部下達を激励する為に来たのだ。 「配備は、そうだな…、 その家には表口が一つ、裏口が二つあって、警備員はそれぞれに立ち番が二人ずつ、見回りが二人ずつで三組が周っていた。 待機人員は十二人で、二時間後との交代だった。 一つの家に、あまり多くの人員は避けなくてね、大した警備ともいえないが、まあ普通の盗賊相手ならば充分な規模だった。 その家は富豪ではあるが、大きさ自体はそれほどでもなかったからな。 私が訪れたのは、ちょうど月が中天にあるときだった」 彼は最近、一日に三時間も眠っていない。 そこまで話して、キースは一息吐いた。 『コルベージュ警備隊の能力も知れたものだ。 などと書かれていたのだ。 |
リチャード・ハードカースル |
(はあ、よっぽど困ってるんだろうな・・・) 警備隊長キース< 「いえ、僕のほうこそ、よろしくお願いします」とリチャードは答えた。 |
警備隊長キース |
詰め所に現れた青年を迎える為に椅子から立ち上がり、会釈を送る。 リチャード< 「冒険者の方か、よく来てくれた。 |
リチャード・ハードカースル |
リチャードは、「ここか・・・」とつぶやき、詰め所に目をやった。 立て札には、冒険者募集とあった。どんな仕事だろう? キース警備隊長< 「すいません! 立て札を見たものですが、よろしいですか?」 |
警備隊長キース |
「ああ、頭が痛い…」 指を当ててこめかみを揉み解す。 二十歳の時に平の隊員から隊長に抜擢されてからこの三年、これほどに頭を悩ませたことは無かった。 「やれやれ…冒険者に援助を要請することになろうとは…。恥だ」 さりとて、このまま奴を放置しておくわけにも行かない。 彼は、詰め所の椅子に腰を下ろして、立て札を見た冒険者が訪れるのを待っていた。 |