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〜Dragon Pursurs〜
竜追い達の唄

サーマヴァーロフ山
巨人種族ノームードゥの集落がある高山。
山には聖浄な空気が満ちており、魔物の姿は一匹も見られない。

:サーマヴァーロフ山 ノームードゥの村:
 巨人種族ノームードゥの村。
 サーマヴァ―ロフ山の中の、一部突出した峰の頂点にある。
 人口は100人にも満たないが、その文明水準は極めて高い。 獣じみた外見を持つ彼等だが、知性は人間よりも遥かに上を行く。
 下界から訪れた人間が、ここでその技術や知識を学んでいくことも多く、今も数人の人間が客として滞在しているようだ。

 ノームードゥの村にはいつも平穏な空気が漂っている。
 下界で繰り広げられる冒険や騒動などとは無縁の様相を呈している。

 ために、ここの村はいつも平和の風に包まれている。
 いいかえれば退屈の風で、ここに移り住んできた人族たち、特に人間はそれに耐え切れず、一年も経つとまたどこかへ旅立っていく。
 しばらくして帰ってきて、平穏を思うさま味わうと、またどこかへ旅立つのだ。
 それは太古の大戦の折も、古代文明の滅亡の折も、数百年にもわたって保たれてきた。

 だから、この村の存在を知るものは、ここを“理想郷”と呼ぶこともあった。
 そんな不変の平和の中で、ノームードゥやその他の村人たちが堕落せずに文明の域を保ち、高めてこれたのは、下界に広がる乱れや荒廃とを、隔絶されながらも無視はせず、手本として見続けてきたからだろう。
 村人たちのそのような態度は、この村が造られたときから気の遠くなるような時間を経ても、変わる事がなかった。

投稿(件名…サーマヴァーロフ山 ノームードゥの村)
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GM


 この村には、変わり映えのしない、平穏な空気が漂っている。
 それは、エンブラ・ツォーツェンが旅立ったときも、そして帰郷してきた今も、まるで変わっていなかった。