PBeM
〜Dragon Pursurs〜
竜追い達の唄

"煉獄"闘技場
闘技場A

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リングA:シュリ

 男の声、仕草その一つ一つが確信を与える。
 その黒い宝石をみた時シュリは震えていた。
「く・・くくっ・・・はは・・・見つけた・・・見つけたぞ・・・」
 心の奥底から沸き上がる黒い衝動、魂の叫び声も危機を告げるものから狂気へと変わる、徐々にシュリの体が変わっていく、筋肉が膨張し服を破り獣のような毛が現れる犬歯も伸び、顔つきも変わる・・・まるで狼のように。
「お前に無惨に殺された仲間と・・・そして(首に大切にかけていた遺髪の首飾りを握り締め)アイナの仇討たしてもらうぞ!レーザスッッ!!」
 獣の雄叫びにも似た声をあげ駆け出す。

 シュリは盾を捨てて、全力で、捨て身の燕返しをかける。
 突然の行動だったが、黒衣の男は動じない。

   “捨て身”「燕返し」
    >斬撃!
     <防御!
      >19ダメージ!
    >斬撃!
     >回避!
    1Hit!
   「獣化」MP-6

「は。やはり獣の化身、力が尋常でない」
 一撃目を止めつつも流しきれずその身に受けるが、二撃目は鮮やかに躱してのける。
 シュリは、続けて燕返しを…――すると見せて、餓狼となった口を大きく開き、黒衣の男の喉笛目掛けて喰らいつく!

   “捨て身”
    >噛み付き!
     <防御!
   「獣化継続」MP-2 

 かかってきた身体を、男は両手で受け止める。
「わたしの、何について恨みに思っているのか分からんな。
 何人殺したか数えてはいないし、名前なども知らん。
 ……お前についてはどうしてくれよう?
 わたしは絶望が好きだ。憤怒に喘ぐ虫けらの表情が好きだ。
 束縛の慟哭も、怨念の喘ぎもまた」
 と、耳元で囁くように。
 シュリは押さえつけられ、動く事ができない。
「わたしはお前を殺さない。何度来ようとも、そのたび地べたに倒し、囁いてやろう。身を戒め、優しく愛撫してやろう…
 来るがいい、何度も、何度も…。お前の生きる気力がなくなるまで」
 男の…レーザスの石の瞳が妖しく光る。
「バルディア・メイス・ジャラ――悪夢<ナイトメア>よ」
 刹那、シュリの視界いっぱいに、レーザスの石の瞳が移る。そのまま、吸い込まれていく。

 深い黒い闇を背景に、シュリはみる。
 光景を。
 それを、彼に教える。

 仲間の生き様を、そして呻きながら刻まれていく様を。

 彼の恋人が、どのように殺されたのかを。

 渦巻くように、逆巻くように。
 光と闇と、色彩と無のなかに、溢れるように。
 轟音が流れる。

 シュリは叫び声をあげた。

   <ナイトメア!
    <シュリの精神に23ダメージ!

 ぷつり。と、糸が切れるように。
 シュリの体が揺らぎ、倒れた。
 レーザスは目を微笑みの形にゆがめながら見下ろす。
 それが、驚くように見開かれた。

 這いずるように、意識を失ったはずのシュリは、身体を伸ばす。近づき足首を掴んで噛みつき睨みあげる、そこで、動かなくなった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

最終戦<現世界・対人戦>

シュリ(格5)
HP46/74
MP-18/57
vs
黒衣の男(?)
HP?-34
MP?



 
リングA:シュリ

 黒衣の男をみた瞬間獣の魂がざわめく。
<なんなんだ・・・この感覚は・・・>
 間合いをずらすように刷り足で左右に動く。
<まずは様子を・・・いや>
 魂が叫ぶ、危険と・・・魂が叫ぶ、逃げろと。
<わかっているが・・・・下がる訳にはいかない!!>

 シュリは、下手な小細工など通用しないと心に決め、一気に間合いを詰めた。

   “全力攻撃”「閃光」
    >刺突!
     <黒衣の男は防御「押し返し」! シュリの剣は弾かれた!

 シュリの峻烈な一撃を弾き返し、男はひゅぅと呼気を吐いた。動作を収めず、素早く攻撃を仕掛ける。

   <蹴り!
    <シュリに命中!
     <15ダメージ!
    >シュリは回避!
    <シュリに命中!
     <13ダメージ!
   2回Hit!

 渾身の一撃を返され、体勢の崩れたシュリに膝蹴りから前蹴り、続いて回し蹴りが繰り出される。シュリは腹に膝蹴り、腿に蹴りを喰らった。

   “全力攻撃”「閃光」
    >刺突!
     <黒衣の男は回避!

 黒衣の男は、今度は突きを躱す。そのままシュリの様子をみるようにして、攻撃の気配がない。シュリは疲労感と無茶な動きに筋肉が悲鳴をあげるのを無視しながら続けて仕掛けた。

   “全力攻撃”「燕返し」
    >斬撃!
     <黒衣の男は回避!
    >斬撃!
     >黒衣の男に命中!
      >17ダメージ!
   「三段斬り」......連続技「細雪」!
    >斬撃!
     >回避!
    >斬撃!
     >命中!
      >6ダメージ!
    >斬撃!
     >命中!
      >11ダメージ!
   3回Hit!

 シュリの斬撃を三度も浴びた男は、しかし、平然とした様子で立っている。シュリは血を流しながら、荒い息をつく。
「何だ…。そんな程度で」
 男が鼻を鳴らす。
「私を探しているものがいるからと来てみれば。…それではたとえ闇討ちだろうとこの命を取れるまいよ」
 男はくつくつと引きつるような笑い声を上げる。「それとも、かしずくつもりで探していたのか」
 剣をどこぞへと消し、男は手をあげて、顔に巻きついた布を一部分だけ引き裂く。
 シュリは息を呑んだ。
 暗い、暗い闇の奥。
 黒い輝きを放つ石。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

最終戦<現世界・対人戦>

シュリ(格5)
HP46/74
MP21/57
vs
黒衣の男(?)
HP?-34
MP?



 
リングA:シュリ

 クランが立ち去った方をみて自嘲気味に笑い触れた肩に手を添え、
「・・・礼は言わないぞ・・・」
 一言だけもらし、盾を拾い、構え直し次の対戦相手を待つ。
 審判が次の対戦相手を告げる。
「最終戦、血の吸血鬼にして瞬殺者のシュリ対、黒衣の…?」
 そこで怪訝そうに言いよどみ、しかし先を続ける。
「シュリ対、黒衣の男!」
 リングに上がってきたのは、その名前の通り、闇の色の衣を全身に巻きつけた異様な男だった。それは目にしても同様で、鼻から上は完全に布の下にある。
 どうやって視界を確保しているものか、それでも危なげない足取りでリングへ上がり、定位置まで進む。
「リベラ・リヴラル・ト・リアニクス――剣よ」
 シュリに風に紛れた男の声が聞こえる。彼がそのような言葉を口ずさみながら手をのべると、次の瞬間にはその中に小振りの剣が収まっていた。
 シュリには男の力は全くつかめなかった。
 ただ、ぞくりと背筋に走るものを覚えた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

最終戦<現世界・対人戦>

シュリ(格5)
HP74/74
MP51/57
vs
黒衣の男(?)
HP?/?
MP?/?



 
リングA

 シュリは降参の一言と共に剣を止める・・・が不意うちを警戒して一撃の間合いから離れない。
 本当に終わりか視線はクランに向けたまま審判の判定を待つ。
 …、そして、審判が声を上げた。
「勝利者、シュリ!」
 シュリは剣を下ろしてクランから離れ、息をつく。

  シュリはポーションキュアー、ポーションフラグランスを全て使用し、「手当て」を行う。
  …成功!

  HPが14回復!
  MPが7回復!

 手当てを終えて、審判にOKを告げようとしたとき、まだリングから降りていなかったクランがやってくる。
「あなたの、その勝利への想い。ぼくには持ち得ないものです。あなたがここまで勝ち進んだのも、ここでぼくが負けたのも必然というものでしょうね。
 …機会は、一度ではありません。命を大事になさるように」
 シュリの肩に手を置き、そんな謎めいた台詞をそっと耳元に囁きかけると、リングから立ち去った。

 シュリはクランが触れた肩と、自分の傷が、ほんのりと熱を放っているのを感じる。
 痛みの灼熱とは別のものだ。包帯の下の傷が癒えつつあるのが感じられる。

  シュリにクランは“ハイ・ヒーリング”を行使。
  …成功!

  HPが32回復!

HP74/74
MP51/57



 
リングA:シュリ

「チッ・・・」
 相手の反撃を食らい、思わず間合いを開け、
(実力は同等・・・だがこんな奴に苦戦するわけにはいかない・・・仇はもっと上にいるのだからな)
 自分自身に活を入れると一気に仕掛ける。
(隙をつけ・・・隙がなければ作るのみ!!)

 クランは冷静にシュリの動作を見守っている。
 シュリは再び距離を詰めてきた。

  シュリ
   <クランの攻撃!
    <シュリに命中!
     <18ダメージ!

 クランはシュリに突きかかった。様子見の一撃だったが、それは鮮やかにシュリの肩に突き立つ。シュリは苦痛に顔を歪めて足を折る。
 虚を突かれながらもクランは追い討ちをかけようとする。

  シュリ
   「敏捷判定」 カウンター
   >成功!
    >クランに目潰し!
     >命中!

 その瞬間、シュリは一層身を沈め、リングの砂を蹴り上げた。
「――くっ!?」
 クランは目に砂を受け、たたらを踏む。
 そこをシュリは逃さなかった。

  シュリ
   「燕返し」
   >命中!
    >18ダメージ!
   >命中!
    >19ダメージ!
   2Hit!
   ――クランは転倒!

「降参します!」
 転んだクランにシュリが続けざまに仕掛けようとしたとき、その声が上がる。そして、三戦目は終わった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

第三戦<現世界・対人戦>

シュリ(格5)
HP34/74
MP44/57
vs
“舞剣士”クラン(格5) 降参
HP21/58
MP64/71



 
リングA:シュリ

「開始!」
 審判の声と同時に、シュリは再び盾を投げつけた。目潰し・撹乱のための投擲だ。それをクランは受けず、身体を逸らせて避ける。避けながらもその瞳はしっかりとシュリを見据えていた。そのシュリは盾を投げるや否や駆け出している。そして、「閃光」に見せかけながらクランの直前で滑り込み、足を切り裂く――いや、その前にクランはふわりと空に舞い上がっていた。
「その速攻のリズムは読めています」
 高い跳躍からシュリの背面へと降り立ち、悠然とした態度で告げる。
 シュリは剣を両手で握り締め、切りかかった。力押しの構えだ。

  シュリ
   >攻撃!
    <回避!
   >攻撃!
    <回避!
   >攻撃!
    <防御!

 シュリの斬撃、クランの身の素早さ、どちらも甲乙つけがたい。
 技量が同程度の剣士の戦いの場合、一瞬で決着がつくか、それともいつまで経っても終わらず泥仕合となるか、という風になることが多い。なぜなら、剣と言うものは当てるよりも避けることのほうが易く、よっぽどその動きに差が無ければ防御の姿勢に入った相手に攻撃を当てることはひどく困難なものだからだ。
 そして、クランは全く攻撃の姿勢を見せず、攻撃を避けることにのみ集中している。
 …、しばらく攻撃と防御のやり取りが続く。
 シュリが仕掛け、クランが躱す。
 それが十数度も繰り返されたころ、変化が生じた。
 
  シュリ

   >クランに攻撃!
    <回避!
   >クランに攻撃!
    <“マタドール” 成功!
     <シュリに命中!
       <22ダメージ!

 クランがシュリの強撃を躱し、その一瞬で突き返した。
 シュリの腕から血がしぶく。
 観客から声があがった。

一定数のやり取りが行われました。
戦況の変化で戦術の変更のある場合はそれを、無い場合もそのむねをあらためてご投稿くださいませ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

第三戦<現世界・対人戦>

シュリ(格5)
HP49/74
MP44/57
vs
“舞剣士”クラン(格5)
HP58/58
MP64/71



 
リングA:シュリ

 次に現れたのは、漆黒の髪の黒づくめの青年だった。
 ゆったりとした長い髪を風にたなびかせている。柔らかな視線と面立ちで腰には双剣を差している。
 歩き方に全く重みが感じられない。それこそ風のように軽い足取りだ。
「僕はクラン・ジェルガといいます。シュリさん、よろしくお願いしますね」
 これから戦う相手に向けるものとは思えないほど澄んだ笑顔と穏やかな声で、一礼してみせる。
 審判が二人の名を告げる。
「第三戦目。血の吸血鬼にして瞬殺者のシュリ対、舞剣士のクラン!」
 クランがすらりと二剣を引き抜いた。
 シュリは、クランのその二剣が飾りではないと判断する。
 構えは堂にいっているし、あの身の軽さは並ではない。
 身体つきがほっそりとしているため体力はそうはあるまい。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

第三戦<現世界・対人戦>

シュリ(格5)
HP71/74
MP44/57
vs
“舞剣士”クラン(格5)
HP58/58
MP71/71

戦闘開始!



 
リングA:シュリ

 手当を行い幾分か楽になる。
「・・・よし・・・」
 剣を軽く振り、

審判<

「準備OKだ、次の相手は誰だ・・・」



 
リングA:シュリ

 少々無茶をしたせいか肩で息を繰り返しながら、次の相手が来る前に快復を計る。

  シュリはフラグランスポーションを二個、キュアポーションを一個使って「手当て」を行う。
  …成功!
 
  シュリはHPが12回復!
  シュリはMPが21回復!

 深呼吸して息を整え次の試合に整える。
 ふと観客席に目をやりながら次の相手を待つ。

 次の対戦の準備がこれでよければ、そのむね、ご投稿ください。
 まだ回復するのでしたら、同じく、そのむねを投稿くださいませv



 
リングA:シュリ

 周りの歓声や相手など眼中になくシュリは瞳を閉じて呼吸を整える。
 閉じた目の中で浮かぶのはなす術もなく殺された恋人。
 無力な自分だった。
 沸き上がる感情は無念と恨み、復讐に身を染めてただ突き進むのみ。
「俺はこんな所で止まっているわけにはいかない」
 目を開き、構える。

 開始の合図と同時に、シュリは剣を閃かせる。
「閃光」だ。
 だがこれは相手に予測されていた。先ほどの戦いをリブラも見ており、次の試合も速攻でくると踏んだのだ。
 …しかし、これはシュリの見せ剣だった。
 閃光の太刀自体には力をこめず、その動作をおさめぬままにリブラの背面へと回り込む。
 舌打ちしながら向き直ろうとするリブラに、

  シュリ
   「三段斬り」!
    >回避!
    >リブラに命中!
     <12ダメージ!
    >…
     <反撃!
       <11ダメージ!
   「偽剣・燕返し」!
    >リブラに強打!
     >17ダメージ!
    >リブラに命中!
     >25ダメージ!
    >Conbo! 4Hit!
    <1Hit!
1turn'damage 80% over!
... fall down! 
... lose consciousness!
... not instantdeath!

 攻防は瞬く間に行われた。
 シュリの二連の斬撃、流れるままに繰り出しかけた三撃目をリブラの剣が制し、しかしシュリは勢いそのままに身を転じた。三段斬りからつなげる峻烈の燕返し。
 血がしぶき…
 リブラが転倒する。
 動く気配が無い、気を失っているようだった。

 二度目の、瞬殺。
 シュリはまた、剣を掲げ、血を纏った。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

第二戦<現世界・対人戦>

シュリ(格5)
HP63/74
MP23/57
vs
リブラ(格4)
HP16/70
MP61/61

戦闘終了!



 
リングA:シュリ


 斧使いが救護の者たちに運ばれていき、次の対戦相手が現れた。
 剣を片手に下げた男で、係員が、リブラ、と彼の名前を告げる。
 シュリは知らなかったが、それなりに名の知れた男であるようで、観衆のなかから大きな歓声が上がった。
 リブラはすらりとした体格の剣士で、身のこなしは軽い。
 手に握っているのは鮮やかな青い剣で、ダマスカスソードという、強い耐久性と素晴らしい切れ味の剣だ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

第二戦<現世界・対人戦>

シュリ(格5)
HP74/74
MP40/57
vs
リブラ(格4)
HP70/70
MP61/61

戦闘開始!



 
リングA:シュリ


 黒い宝石の男の情報が入らず苛立ちと殺気を抑えられず、憂さを晴らすように斧使いを睨み、
「お前の血で・・・この熱き闇を冷ましてもらおうか」
 感情もなく冷たく聞こえるか聞こえない程度で呟く。

 係員の開始を告げる声と同時に、シュリは盾を取り、斧使い目掛けて勢いよく盾を投じた。それ自体にたいした攻撃力もなく、斧使いは簡単にそれを振り払う。
 投じると同時に駆け出していたシュリは生まれたその隙を突いて一気に距離をつめ、剣を閃かせた。

   シュリ
    「閃光」
    >斧使いに命中!
     >30ダメージ!
    >1Hit!

 影と影を伝って獲物に迫る獣のように素早く、シュリは立て続けに攻撃を仕掛ける。
 斧使いはシュリの速攻に混乱したように、応じる事が出来ない。

   シュリ
    「燕返し」
    >斧使いに命中!
     >18ダメージ!
    >斧使いに命中!
     >29ダメージ!

 それが決めてとなった。
 斧使いは一度も攻勢に入ることが出来ないまま、倒れる。
 息はあるようだが、完全に、戦闘不能だった。

 観衆も唖然として声が出ない。
 目の肥えた観衆たちの事、いままでに幾度も「瞬殺」の試合は見たことがあったが、ここまで一方的なものはそうはなかった。

 と、シュリが血に濡れた剣を掲げ、口元に血を滴らせる。実際に口に含んではいないが、遠目の観衆たちにはそうは見えなかった。
 畏怖と嫌悪の声は僅かだった。
 興奮した観衆は沸き立ち、歓声があたりを包み込んだ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

第一戦<現世界・対人戦>

シュリ(格5)
HP74/74
MP40/57
vs
斧使い(格2)
HP-9/68
MP45/45

互いにダメージ無し
互いに疲労無し
互いに状態変化無し

戦闘終了!



 
リングA:シュリ


 シュリはリングへと上がる。
 観衆の中で、彼の風貌と名を知っているものが、驚きと興奮の声をたてた。「赤い吸血鬼!」と、野次まがいの声援が飛んだ。
 シュリに対するのは、屈強な肉体の斧使いだった。
 ただ、動作はあまり熟達したものではない。
 技の未熟な猪武者といったところだと、シュリは看破した。
 斧は長大で、技があろうとなかろうと、この直撃を食らえばただでは済むまい。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

第一戦<現世界・対人戦>

シュリ(格5)
HP74/74
MP57/57
vs
斧使い(格2)
HP68/68
MP45/45

互いにダメージ無し
互いに疲労無し
互いに状態変化無し

戦闘開始!


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